探し物はなんですか? 見つけにくい時は「どこいっ太郎」:橘十徳の「自腹ですがなにか?」第18回(2/2 ページ)
「探し物探知機」なるものを買ってみた。あらかじめ失くしやすいものに電波を発する子機を付けておき、いざ紛失したときにリモコンのスイッチを入れると、その在処を音で知らせてくれるという代物だ。
電池はあらかじめ中にセットされていて、使用開始時は絶縁シートを引き抜くだけですぐに使えるようになる。あとは紛失しやすいものとストラップで接続するだけ。もし失くした場合は、対応する親機のボタンを押すと、対応する子機が鳴る仕組みになっている。
ブザー音が鳴る間隔は、子機それぞれ微妙に違っていて、「ピッピッ」と鳴るのもあれば「ピピピピッ、ピピピピッ」と鳴るものもあり、音だけで区別できるようになっている。ブザーが鳴る時間は約5〜6秒だ。音量は調節できないが、80dBとかなり大きいので衣服や荷物の奥に隠れても気付くだろう。
使用している電波はUHF微弱電波で、リモコンと子機の操作範囲は説明書によると約5メートルと書いてある。これは直線距離の値で、金属などが間に入ると鳴らなくなる可能性もある。ウチの場合、2階にある子機を1階からのリモコン操作で鳴らすことはできなかった。
電池の確認をお忘れなく
電池はリモコン、子機ともにリチウム電池のCR2032。電池の寿命はボタン操作約2000回だという。ただしリモコンには暗いところでも使えるようにLEDライトが付いており、これを使うと寿命は縮まる。子機の電池は約6カ月だ。
この期間を長いか短いか感じるのは人それぞれだが、個人的には少し短いかな、という気はする。うっかり電池を交換し忘れると、いざ紛失したときに無用の長物と化してしまうので注意が必要だ。できたら携帯電話のように電池がなくなったらブザーが鳴るような仕掛けがあれば、もっと便利だったと思う。電池の交換方法は電池ケースを引き出すだけなので、工具不要ですぐに取り替えられる。
リモコンのサイズは49×16×90ミリで、重さは30グラム。それほど大きくはないが、子機は5個なのになぜかボタンは8個分ある。どうせならこれも5個に減らして、もう少しコンパクトさを追求してほしかった。リモコンは家に置いたままとは限らず、外出先に持ち出すことも十分考えられるからだ。
ちなみにリモコンの背面にはマグネットが内蔵されており、付属の親機添付メダルのシールを壁に貼ることで、壁に貼り付けることもできる。冷蔵庫の壁面にも試してみたが取り付けられた。一方、子機のサイズは36×10×60ミリで、重さは10グラム。重さは良いとして、こちらももう少しサイズが小さければ良かったと思う。
さらなる小型化に期待
また、ブザーだけでなく、押すと子機が点滅するような仕掛けもほしかった。音だけでなく視覚でも探せるようにすれば、例えば赤ん坊が寝ている横で探せたりと、使い方の幅はもっと広がるだろう。いずれにしても、ワタクシのようにすぐ物を失くしてしまう人間にとっては、実に画期的な商品と言える。将来的にはリモコン・子機ともにさらなる小型化を期待したい。できれば子機はカードサイズにして、財布などに簡単に仕込めるようにしてほしいものだ。
関連記事
- 乾燥した空気から喉を守れ! 象印のスチーム式加湿器
空気が乾燥する季節になると気になってくるのが加湿器。気化式、ハイブリッド式、スチーム式と、いくつかの種類があるが、ワタクシはなんといっても“スチーム式派”である。最近、象印の最新モデルを購入したので、そのレビューをお届けしよう。 - 自家製ヨーグルトでお腹を守れ! 「ヨーグルティア」
生来、腸が弱いせいで毎日ヨーグルトが欠かせないワタクシ。好みの材料で自分の思い通りにヨーグルトを作れるヨーグルトメーカー「ヨーグルティア」を購入した。ネットの口コミでは高い評価を受けているこの製品、果たして実際の使い心地は? - わが家に「リトルヘンリー」がやってきた
英Numaticの「Henry(ヘンリー)」をご存じだろうか? クリクリとした目とニコッと笑った口元が魅力的な掃除機である。しかし大きな掃除機は買えないので、今回はヘンリーの弟分「リトルヘンリー」を購入してみた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.