ニュース
パイオニアがハイエンドオーディオ新会社「TAD」設立
パイオニアが、ハイエンドオーディオの設計/製造/販売を行う新会社「テクニカル オーディオ デバイセズ ラボラトリーズ」を設立したと発表。経営再建プロジェクト「オーディオ事業の再活性化」を具現化したもの。
パイオニアは1月7日、ハイエンドオーディオの設計/製造/販売を行う新会社「テクニカル オーディオ デバイセズ ラボラトリーズ」(略称:TAD Labs,Inc)を設立したと発表した。
新会社は、経営再建中の同社が昨年掲げた5つのプロジェクトの中の1つ「オーディオ事業の再活性化」を具現化したもの。パイオニアが得意とする“ハイエンドオーディオ”事業の復活に向けた取り組みで、同事業を推進していく中心的な役割を新会社が担う。新会社はすでに昨年10月1日に設立しており、今年から本格的に業務を開始する。
TAD(Technical Audio Devices)ブランドは、パイオニアが1978年から発売を開始したプロフェショナル用スピーカーシリーズ。昨年2月には、TADブランドのコンシューマモデル「TAD Reference One」も発表している。
新会社では、高級スピーカー群に加えてアンプやプレーヤーなど、ハイエンドオーディオ機器の中核をなす商品を順次発売していく予定。明日ラスベガスで開幕する「2008 International CES」では、TAD新製品第1弾としてモノラルアンプを参考出品する予定。
CESの同社カンファレンスでは、同じく経営再建のカギとなるプラズマテレビの新技術・コンセプトモデルも発表された。TAD新製品第1弾のモノラルアンプは、CES会場に隣接するベネチアンタワーにてお披露目される
関連記事
- パイオニア、頂点を目指す「TAD」ブランドのフラグシップ高級スピーカー
パイオニアが同社高級スピーカーブランド「TAD」の名前を冠したフラグシップモデル「TAD Reference One」を発表。「音像と音場の高次元両立」を目指す意欲作だ。 - 2008 International CES:予備放電ゼロ――パイオニアがPDPコンセプトモデルを発表
パイオニアが2種類のPDPコンセプトモデルを発表した。1つは最も薄い部分で厚さ9ミリという“超薄型”の50インチモデル。そしてもう1つは、予備放電をなくして漆黒の表現を可能にした“究極のコントラスト”モデルだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.