お洒落に携帯するHDDムービー、ビクター「GZ-MG330」登場
日本ビクターが、スリム&コンパクトデザインのHDDムービーカメラ“Everio”「GZ-MG330」を発表。ターゲット層を「20代後半から30代の女性」として、デザインと携帯性、操作性をブラッシュアップ。
日本ビクターは1月9日、スリム&コンパクトデザインのHDDムービーカメラ“Everio”「GZ-MG330」を発表した。1月上旬から発売する。価格はオープンで、市場想定価格は7万円前後。
ターゲット層を「20代後半から30代の女性」として、デザインと携帯性、操作性をブラッシュアップしている。「ファッション感覚で持ち歩き、携帯カメラのように気軽に使ってほしい」(同社)
有効100万画素CCDと30GバイトHDDを搭載したSD解像度のムービーカメラ。従来モデル(GZ-MG155)に比べて約20%の小型化を実現し、重量も約315グラムと軽量化している。横幅は54ミリ(GZ-MG155は66ミリ)。ハンドバックから出し入れする際にも引っかかることが少ない。また同社女性社員の意見を取り入れ、デジカメの流行を意識した3色のボディカラー「エレガントなルージュレッド」「ロイヤルブルー」「プレシャスシルバー」をラインアップしている。
ユニークなのは本体の操作性だ。液晶ディスプレイを開くと、画面の左に縦長のタッチセンサーを装備しており、ここで指をスライドさせると、センサーが青く光りながら画面がスクロールする仕組み。この新しいユーザーインタフェースを同社では“レーザータッチオペレーション”と呼ぶ。
画面下側には3つのボタンを備えており、モードよってキーアサインが変化する。たとえば、インデックス画面を表示したときは拡大やゴミ箱、動画再生中は一時停止や早送り/早戻しといった具合だ。ユーザーは画面上のナビゲーションアイコンを参照しながら操作すればいい。
ピクチャータイトル機能は、動画再生時にボタンを押してプリセットタイトル(静止画)を選択するだけでタイトル入りの動画を作成できる。「記念日」「卒業式」「旅行」といった汎用的な20タイトルを用意した。
このほか、従来機に採用されていた高速起動モードや「ダイレクトDVDボタン」「ダイレクトバックアップボタン」といった機能を網羅した。充電やケーブル接続を簡略化する「Everio Dock」を付属した点も新しい。Everio Dockは、側面にS端子やUSB端子、DV端子(IEEE 1394)などを備え、ムービーカメラを載せるだけで、充電や撮影した動画の視聴、DVダビングが行える。
また、DVDライター「CU-VD3」も同時に発表された。従来機に比べて約1/4という省スペース設計で、付属のACアダプタも小型化。さらにUSBケーブルは直づけとし、本体背面に収納するガイドを備えて携帯性を向上させた。「ケーブルの持ち運びの手間を省き、なくす心配もない」(同社)。
関連記事
- ビクター、ハイビジョン“Everio”に普及モデル「GZ-HD3」を追加
日本ビクターは、「Everio」(エブリオ)シリーズの新製品としてコンパクトボディの「GZ-HD3」を追加した。60GバイトのHDDを内蔵し、ハイビジョン映像を約7時間録画可能。撮影をサポートする機能も充実させた。 - HDムービーカメラ「GZ-HD7」「DMX-HD2」2機種を試す(前編)
日本ビクターのEverio、三洋電機のXactiは、デジカメでもビデオカメラでもない独自の分野を開拓してきた。HDにも対応した両モデルだが、その方向性はかなり違ってきているようだ。最新機種「GZ-HD7」「DMX-HD2」を比べてみた。 - HDムービーカメラ「GZ-HD7」「DMX-HD2」2機種を試す(後編)
前回に引き続き、日本ビクターのHDDムービー「Everio GZ-HD7」と、三洋電機のSDムービーカメラ「Xacti DMX-HD2」の2機種を比較する。今回は撮影後の動画の活用手段、および、撮影サンプルを紹介していこう。 - ハイビジョンビデオカメラ、今年の傾向
行楽シーズンを前にビデオカメラ、特にハイビジョン機種が人気だ。今回は“ビデオカメラウォッチャー”麻倉怜士氏にハイビジョンビデオカメラの今年の傾向を解説してらうとともに、各メーカー人気機種にもコメントしてらった。 - ビクター、1920×1080のフルHD「Everio」を発売
日本ビクターは米国では発表済みのフルHD(1920×1080i)対応のHDDビデオカメラ“Everio”「GZ-HD7」を3月中旬より販売する。国内で人気のあるシルバーボディも用意した
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.