小型軽量&高画質に“顔認識”をプラス――松下、HDビデオカメラ2機種
松下電器産業が、デジタルハイビジョンビデオカメラ2機種を発表。新世代システムLSI採用でさらなる小型化と高画質を実現。顔を見つけてキレイに撮影する「おまかせ顔認識」を搭載。
松下電器産業パナソニックマーケティング本部は1月9日、デジタルハイビジョンビデオカメラの新製品としてSDビデオカメラ「HDC-SD9」とHDD/SDビデオカメラ「HDC-HS9」を発表した。1月25日から発売する。価格はオープンで、市場想定価格は両機種ともに13万円前後。
同社独自の新世代システムLSI「新UniPhier(ユニフィエ)」を採用することで、新コーデック技術(MPEG-4 AVC/H.264)の搭載とLSIの集約を実現。高画質化とコンパクトデザインを両立した。
UniPhierベースでビデオカメラ専用チューニングを施した新高画質エンジンにより、これまでの3モードの画質をワンランクアップさせるとともに、さらに高画質なHAモード(17Mbps)を追加。
サイズは「HDC-SD9」が65(幅)×67(高さ)×126(奥行き)ミリ・275グラム(本体のみ)、「HDC-HS9」が75(幅)×74(高さ)×126(奥行き)ミリ・390グラム(本体のみ)。「HDC-HS9はHDD搭載の家庭用ビデオカメラとして世界最小最軽量」(同社)
新機能として、動画撮影時に人物の顔を検出して適切な補正を自動で行う「おまかせ顔認識」を搭載。ユーザーが面倒な操作をすることなくキレイに撮影できるという。
フルハイビジョン1920記録に対応し、映像入力から記録まで1920×1080画素で一貫処理することで、従来比約30%アップのキメ細やかさで記録できるという。そのほか3CCDカメラシステムの採用や、ハイビジョン用に開発したテルニオン 3CCD HD、2次元NR、HDクリスタルエンジンなど高画質のためのさまざまなスペックを装備。
光学式手ブレ補正(アドバンスドO.I.S.)は、検出回数約4000回/秒の頻度で手ブレを検出することで性能をアップした次世代型を採用。レンズは8群12枚・マルチコート14面構成のライカディコマーレンズを搭載した。
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