東芝アメリカはHD DVDプレーヤー「HD-A3」「HD-A30」「HD-A35」の希望小売価格をそれぞれ引き下げた。
最廉価モデルのHD-A3は299.99ドルを149.99ドルに、HD-A30は399.99ドルを199.99ドルに、HD-A35は499.99ドルを299.99ドルに引き下げられた。HDMIコントロールや1080p出力に対応する上位機種のHD-A30/A35は約半額の値下げ幅となっている。
HD DVDについては、1月5日(日本時間)にワーナー・ホーム・ビデオがハイビジョンビデオソフトをこれまでのHD DVD/Blu-ray Discの2フォーマットからBlu-ray Discに一本化すると発表(関連記事)され、International CESのHD DVDプロモーショングループの会見もキャンセルされるなど、HD DVD陣営にはつらい話題が目立つ状況だった。
「価格はアーリーアダプターにとっても重要な要素だが、メインストリームにとっては決定的な要素になる」。東芝アメリカの副社長・内山善晃氏は価格改定の狙いについて、そうリリースにて述べている。
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