レビュー
東芝「RD-A301」のH.264トランスコードと「HD Rec」を試す(前編)(3/4 ページ)
次世代DVDレコーダーとして唯一HD DVDを採用する東芝からH.264トランコーダー搭載の「RD-A301」が登場した。またTS録画のままDVDメディアへ保存もできる「HD Rec」もサポートするなど、今度のVARDIAシリーズを占う上で重要な機能をいくつも搭載している。
見栄えのコントロールがうまいH.264トランスコード
1つ目のサンプルは画面全体が横に流れているシーンを切り取ったものだ。注目してほしいのは解像感で、TSEモードの3.6Mbpsですらかなりしっかり確保されている。それぞれビットレートなりにノイズ感には変化があるが、動きのある画面であることを考慮するとかなり頑張っている印象だ。
左がTSEの9.2Mbps、右がTSEのLPモード(6.8Mbps)。ビットレートが下がるにつれてエッジが甘めになってくるが、まだ大きな情報量の欠落はない。さすがにTSEのLPモードの方がエッジにまとわりつくノイズは増えている
左がTSEで最低のビットレートとなる3.6Mbps、右がVRモードの9.2Mbps。さすがに3.6Mbpsでは情報量の欠落は増えるが、全体でこの解像感は立派。VRモードでは最高ビットレートの9.2Mbpsでも“所詮はSD解像度”という結果である
2つ目のサンプルはテロップの乱れやノイズ間を主に確認するため。1つ目同様テロップ以外の部分は全体が横に流れているシーンの一部をカットしたものだ。テロップの乱れはTSEモードの最低ビットレート3.6Mbpsでも非常に小さいのが印象的だ。
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