シグマ、独自手ブレ補正搭載のズームレンズ3機種を発表
シグマは、独自手ブレ補正機構「OS」を搭載したズームレンズ3機種を発表した。補正効果はシャッタースピード約4段分。
シグマは2月1日、同社独自の手ブレ補正機構「OS」(Optical Stabilizer)を搭載したズームレンズ「18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSM」「APO 120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSM 」「APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSM 」を発表した。発売日や価格は未定。米・ラスベガスで開催中の「PMA2008」に参考出品している。
3機種いずれも、OS搭載レンズとしてシグマ/キヤノン/ニコン用を用意するほか、OS非搭載のペンタックス/ソニー用もラインアップ。なお、超音波モーターに対応していないボディに装着した場合、AFは作動しない。
OSの補正効果はシャッタースピード約4段分。フレアやゴーストを抑えるスーパーマルチレイヤーコートを採用したほか、高速で静かなAFを実現するHSM(Hyper Sonic Motor)を搭載する。
18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSM
35mm判換算で約27〜187mmの焦点距離をもつデジタル一眼レフカメラ専用レンズ。手ブレ補正機能を内蔵しながらも、ボディサイズは74(最大径)×88.5(全長)ミリとコンパクトにまとめた。SLD(Special Low Dispersion:特殊低分散)ガラス1枚、グラスモールド非球面レンズ1枚、ハイブリット非球面レンズ2枚を採用し、諸収差を補正する。
APO120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSM
35mm判対応の望遠ズーム。SLD(Special Low Dispersion:特殊低分散)ガラスを3枚採用し、色収差を補正するほか、フォーカシングによる収差変動の少ないリアフォーカス方式を採用している。最短撮影距離はズーム全域で150センチ。ボディサイズは92.5(最大径)×203.5(全長)ミリで、重さは1750グラム。
APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSM
35mm判対応の望遠ズーム。APO120-400と同様に、SLDガラスを3枚とリアフォーカス方式の採用で諸収差を補正する。ボディサイズは94.7(最大径)×252(全長)ミリで、重さは1910グラム。着脱可能な三脚座(TS-31)を標準装備する。
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