ニュース
日立とキヤノン、液晶ディスプレイ事業で正式に提携
日立製作所とキヤノンは2月27日、昨年12月に日立、キヤノン、松下電器産業の3社で合意した液晶ディスプレイ事業における包括的な提携に関して、日立・キヤノン間で正式な契約を交わしたと発表した。
日立製作所とキヤノンは2月27日、昨年12月に日立、キヤノン、松下電器産業の3社で基本合意した液晶ディスプレイ事業における包括的な提携に関して、日立・キヤノン間で正式な契約を交わしたと発表した。
今回の契約により、キヤノンは日立の100%子会社である日立ディスプレイズ株24.9%を取得する。取得価額は約432億円。これは、日立ディスプレイズが保有するIPSアルファテクノロジ株50%持も含めて評価した。
次の段階として、キヤノンは日立および松下が保有する日立ディスプレイズの株式を取得し、同社を子会社化する計画。その際、日立は10%を上限に日立ディスプレイズ株を補修することを検討する。
なお、日立および松下の2社間では、すでに正式契約が締結されている。
関連記事
- 日立と松下、液晶ディスプレイ事業で正式契約
日立製作所と松下電器産業は2月15日、液晶ディスプレイ事業における包括的提携に関して、2社間における正式契約を締結したと発表した。 - 「今日の液晶、将来の有機EL」――松下、キヤノン、日立が提携
日立製作所、キヤノン、松下電器産業の3社が液晶ディスプレイ事業で包括的な提携を発表した。今回の合意には、日立が開発を進めている有機ELパネルの将来的な供給も含まれている。 - 松下、キヤノン、日立の3社が液晶ディスプレイ事業で提携
日立製作所、キヤノン、松下電器産業の3社が液晶ディスプレイ事業や技術のさらなる強化を目的に、包括的な提携を行うことで基本合意した。将来的にはIPSアルファの次期工場で有機ELディスプレイを生産することも視野に入れている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.