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ビクター、2倍速記録対応の有機色素BD-R 5枚パックを発売
日本ビクターは、有機色素記録材料を使用した追記型Blu-ray Disc「BV-R130L5」を3月下旬に発売する。
日本ビクターは3月11日、有機色素記録材料を使用した追記型Blu-ray Disc「BV-R130L5」を発表した。5枚パックを3月下旬に発売する予定で、価格はオープンプライス。店頭では5500円前後になる見込みだ。
Blu-ray Disc Recordable Format Version 1.2に準拠したBD-R LTH TYPE。新開発の有機色素記録層とハードコート技術「U-HD」の採用により、デジタルハイビジョン放送の大容量データを安定して記録・再生できるという。録画時間は、地上デジタル放送(約17Mbps)の場合で約180分、BSデジタルのハイビジョン放送(約24Mbps)で約130分。
LTH TYPEは、従来の無機記録材料を使用していたBD-R/-REがデータ記録の際に光反射率の高い状態(High)から低い状態(Low)へ変化する(High To Low)のに対し、光反射率が低い状態から高い状態へ変化する(Low To High)ため、「BD-R LTH TYPE」と表記される。記録・再生には機器側の対応が必要で、ファームウェアバージョンアップが必要な製品や現状では未対応の機器(PlayStation 3など)も存在する(→関連記事を参照)。
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