パナソニック、タッチパネル搭載のプレミアムコンパクト「DMC-FX500」
パナソニックがコンパクトデジタルカメラ“LIMIX”の新製品、「DMC-FX500」を発売。3型のタッチパネル液晶を搭載しており、画面に触れるだけでAF/AEが行える。
パナソニックは3月19日、コンパクトデジタルカメラ“LIMIX”「DMC-FX500」を4月12日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万7000円前後。
既存製品「DMC-LX100」「DMC-LX2」と並ぶ高付加価値タイプの製品。背面に3型のタッチパネル液晶を搭載しており、撮りたい被写体をタッチするだけでAF/AEをあわせることが可能(AFポイントは9点)なほか、絞りや露出、シャッタースピードを画面上のバーに触れるだけで調節することができる。
タッチ式のAF/AE「タッチ動体追尾AF/AE」は一度タッチすれば、被写体を自動追尾するほか、撮影モードが「おまかせiA」となっている場合、指示した被写体が人物ならば「人物」、接近した物ならば「マクロ」、風景ならば「風景」に撮影モードが自動的に切り替わる。本機能は動画ならびに一部のシーンセレクト以外の撮影モードで有効だ。
タッチパネルは再生時にも利用可能で、画像の拡大縮小やサムネイル表示時のスクロール、トリミング/リサイズ、スライドショー表示の設定時にも利用できる。なお、すべての操作をタッチパネルで行うのではなく、記録画素数切り替えやISO感度調節など基本操作はカーソルキーで、動体追尾や絞り/露出などのマニュアル設定など本製品ならではの機能はタッチパネルでの操作と区別されている。
撮像素子はDMC-FX35と同じく1/2.33型・有効1010万画素CCDで、レンズには35ミリ換算は25〜125ミリの光学5倍ズームレンズを組み合わせる。画像処理エンジンは「ヴィーナスエンジン IV」。被写体の動きに応じてISO感度を自動調節する「インテリジェントISO」を備えるほか、最高ISO6400の「新高感度モード」も用意されている。
フルオート機能「おまかせiA」は、「トリプルブレ補正」「顔認識」「自動シーン判別」「クイックAF」「暗部補正」から構成されており、より手軽にきれいな写真が撮影できる。デジタル赤目補正の機能も搭載。
記録メディアはSD/SDHCメモリーカードとマルチメディアカードで、内蔵するメモリは約50Mバイト。撮影可能枚数は280枚(CIPA規格)。ボディサイズは94.9(幅)×57.1(高さ)×22.9(奥行き)ミリで、重さは約175グラム(バッテリー、カード含む)。
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