ホントに着られる“黄金聖衣”も――超合金魂イベント:TAMASHII NATION 2008
バンダイは、「超合金魂」をはじめとするコレクターズトイの専門イベント「TAMASHII NATION 2008」を東京・秋葉原のUDXビルで開催している。歴代の超合金シリーズやソフビフィギュアなど約1000点が集結。コンセプトモデルも数多く展示された。
バンダイは、「超合金魂」をはじめとするコレクターズトイの専門イベント「TAMASHII NATION 2008」(魂ネイション 2008)を東京・秋葉原のUDXビルで開催中だ。会場には、歴代の超合金シリーズやソフビフィギュアなど約1000点のコレクターズトイが集結。今後発売する可能性があるコンセプトモデルも数多く展示されている。
中でも注目は、「聖闘士聖衣神話」(セイントクロスマイス)シリーズのコーナーに展示されていた等身大の黄金聖衣(ゴールドクロス)だ。
見ての通り、モチーフは射手座のゴールドクロス。「聖闘士星矢」ファンなら誰もが一度は思い描く「ホントに装着できる黄金聖衣」を目指して制作されたコンセプトモデルだ。作品の聖衣デザインを尊重しながら、実際に装着できるサイズや構成にパーツを置きかえたというもので、「将来的に取り外したアーマーによるオブジェ形態を再現することも検討していく」(同社)。なお、素材は黄金でも亜鉛合金でもなく、FRPやウレタンなどを使用したという。
一方、オブジェ形態で芸術的な輝きを放つ「SAGITTARIUS(I)」も展示されていた。こちらは「究極の黄金聖衣を作る」ことをコンセプトに制作されたもの。上の「SAGITTARIUS(II)」に比べるとかなり小さいが、実は「劇中での人と聖衣の対比に基づいた大きさ」を意識しているという。つまり劇中の縮尺が……(察してください)。なお、各パーツは取り外し可能で、人型のフィギュアに装着することもできる。
このほかにも、会場にはモビルスーツのアクションフィギュア「MOBILE SUIT IN ACTION!」や、東映特撮キャラクターを造形師が独自の解釈で制作した「S.I.C」(SUPER IMAGINATIVE CHOGOKIN)など、シリーズごとに4つのコーナーを用意。もはや芸術の域に入ったコレクターズトイの世界を堪能できる。
コレクターズ事業部の設立
今回の「TAMASHII NATION」は、4月1日付けで発足する「コレクターズ事業部」のお披露目を兼ねている。現在は「無限プチプチ」なども扱うボーイズトイ事業部が超合金魂を展開しているが、コレクターズトイに「本気で取り組む」(同社の上野和典社長)という意志表示を含め、11番目の事業部として独立させるという。
また、イベントに先立って行われた記者会見では、「超合金」シリーズの元祖「マジンガーZ」の原作者であり、商品のモチーフとなった「超合金Z」を考案した漫画家の永井豪氏も駆けつけ、当時のエピソードなどを語った。「マジンガーZは、渋滞中の車を見て、“ロボットに人が乗ったらおもしろい”と思いついた。これだけ長く愛されて、とても嬉しい」(永井氏)。
「TAMASHII NATION 2008」は、東京・秋葉原のUDXビル2階にある「AKIBA_SQUARE」で23日(日曜日)まで開催する。当日入場券は600円。開催時間は10時から20時だが、最終日は19時までとなっているので注意してほしい(最終入場は終了時間の30分前まで)。
関連記事
- 「電脳超合金 タチコマ」な日々
「電脳超合金 タチコマ」は、「攻殻機動隊」の世界観を生かして電脳化(PC連携)という新機軸を打ち出した新しい超合金だ。と同時に、設定を忠実に再現したリアル志向のフィギュアでもある。そんなタチコマの日常を観察してみよう。 - 原宿で「超合金Z」と「ルナ・チタニウム合金」に触れてきた
「超合金」は男の子の憧れの玩具である。ずしりと重く、ミニチュアとはいえ巨大ロボットを手にしているような満足感に浸らせてくれる。その超合金の生誕30周年を記念して、「CHOGOKIN <超合金> EXPO.2004」がラフォーレ原宿で開催中。早速、生誕34周年の記者が訪ねた
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.