男の下心を狙った心憎いSFホラー――「スピーシーズ 種の起源」：新作BD情報

1995年に製作されたSFホラーが5月2日登場。セクシーエイリアンのナターシャ・ヘンストリッジの脱ぎっぷりと、H・R・ギーガーのクリーチャーデザインのカッコよさをBDで楽しもう！

[本山由樹子，ITmedia]

スピーシーズ 種の起源（Blu-ray Disc）

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　もっとも美しいエイリアンの登場と話題を集め、スマッシュヒットを記録した1995年のSFホラー「スピーシーズ 種の起源」が5月2日にBlu-ray Disc化される。

　特典は2種類のオーディオ・コメンタリー（ロジャー・ドナルドソン＆マイケル・マドセン＆ナターシャ・ヘンストリッジの監督・キャストバージョン／監督ロジャー・ドナルドソン＆製作フランク・マンキューソ・Jr.＆視覚効果リチャード・エドランド＆特殊効果デザイン スティーブ・ジョンソンのスタッフバージョン）、メイキング映像（ハイブリッド制作の裏側／H・R・ギーガー アートの現場）を収録。

　宇宙に向けて発信したメッセージに対し、宇宙人から不思議なDNA塩基配列の返信があった。フィッチ率いる科学者グループはユタ砂漠の地下にある秘密基地で、謎のDNAと人間のDNAを結合させる極秘実験を行う。

　わずか数週間で誕生した赤ん坊は、少女へと急速に成長。科学者たちは彼女をシルと名付けるが、ただならぬ危険を感じ、彼女を毒ガスで殺そうとする。ところが、研究所からシルが脱走。フィッチは彼女を捜すため、特殊チームを結成する。集められたメンバーは、追跡のエキスパート、霊能力者、分子生物学者、異文化行動学者の4人。その頃、絶世の美女へと変貌を遂げたシルは、生殖のため、ロサンゼルスで第一の獲物＝交尾相手を捜し求めていた……。

　監督は「追いつめられて」「13デイズ」「世界最速のインディアン」などで知られるロジャー・ドナルドソン。「エイリアン」のH・R・ギーガーをはじめとするベテランチームがSFXを担当。出演は「シンドラーのリスト」「英雄の条件」のベン・キングスレー、「レザボア・ドッグス」「テルマ＆ルイーズ」のマイケル・マドセン、「ラストキング・オブ・スコットランド」「バンテージ・ポイント」のフォレスト・ウィテカー。セクシー美女にして新種の生命体を演じるのが、モデル上がりのナターシャ・ヘンストリッジ。

　宇宙人からの信号を信じたがために、人類が自らの手で恐ろしい怪物を誕生させてしまう本作。その後も「スピーシーズ2」（98）、「スピーシーズ3 禁断の種」（04）としてシリーズ化された。人気の秘密はギーガーによるカッコいいクリーチャーデザインと、ナターシャが惜しげもなく披露する美しいヌードにある。男を誘って、ナターシャはみるみる全裸に。男はたちまちその気になるが、タネを頂けば、さっさと殺される。生殖することが、エイリアンの目的。男の悲しき性を狙い撃ちしたような設定が面白い。スピーシーズとは種の意味。

関連サイト：http://www.foxjapan.com/dvd-video/（公式サイト）

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