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脱出不可能!?殺人モーテルの恐怖――「モーテル」本山由樹子の新作劇場

ケイト・ベッキンセール主演、スナッフ・フィルムを題材にした恐怖映画「モーテル」が5月21日にBlu-ray Discで登場。

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モーテル(Blu-ray Disc)

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 本物の殺人映像=スナッフ・フィルムを題材にしたサスペンス・スリラー「モーテル」が、5月21日にBlu-ray Discでリリースされる。特典はもうひとつのオープニング、舞台裏映像、劇中に登場したスナッフ・フィルムのロングバージョン、未公開シーン、予告編集を収録。

 幼い息子の事故死をきっかけに、夫婦の仲がすっかり冷えているデビッドとエイミー夫婦。家路を急ぐ車の中でも、口論が絶えない。そんな中、車が故障し、やむを得ず人里離れたモーテルに宿泊することに。スイートルームとは名ばかりのうらびれた部屋に案内され、さり気なく置かれたラベルのないビデオテープを再生すると、そこには悪趣味なスプラッタ・ムービーが収められていた。あきれる2人だったが、よくよく注意して見ると、本物の殺人シーンらしい。しかも、その撮影現場は自分たちが今いる、まさにこの部屋だった。

 やがて彼らは隠しカメラを発見するが、マスクを被った集団が迫り来る。ケータイは通じず、モーテルの支配人と称する男の控え室からは悲鳴が聞こえ、外には見張り人の男たち。スナッフ・フィルムの次のターゲットは自分たちだと気づいた彼らは、命がけのサバイバルに打って出るが……。

 頼みの車は故障し、武器もない、土地勘もない、応援もないという八方ふさがり。前半は何かおかしい、次は自分か?という恐怖心を掻き立てられ、後半は手に汗握る脱出劇が楽しめる。

 最近流行りの「ソウ」「ホステル」のような血みどろのショックシーンは控えめなのでそれを期待する人は肩透かしをくらうが、クラシック映画を意識した恐怖演出はなかなかスリリング。タイトルデザインのセンスもいいし、寂れたモーテルの、いかにもな怪しいムードも魅力的だ。

 監督はハンガリーで活躍する新鋭のニムロッド・アーントルで、これがハリウッド・デビュー作となる。出演は「Gガール 破壊的な彼女」「幸せのポートレート」のルーク・ウィルソン(オーウェン・ウィルソンの弟)、「アンダーワールド」シリーズのケイト・ベッキンセール。

 ちなみにスナッフ・フィルムを扱った映画はほかにも「ミュート・ウィットネス」「テシス 次に私が殺される」「ブレイブ」「8mm」などがある。

関連サイト:http://www.sonypictures.jp/movies/vacancy/(公式サイト)

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