レビュー
ノイズ知らずの多機能コンパクト――富士フイルム「FinePix F100fd」:レビュー(3/6 ページ)
富士フイルム「FinePix F100fd」のウリは、なんといっても従来比約4倍相当の「ワイドダイナミックレンジ」機能。FinePixシリーズ得意の高感度機能とあいまって、ノイズ知らずの優れた画質を得られる。
よりシンプルになった操作系
正面から見ると、各辺がまっすぐではなく、上面は少し凹状にカーブしており、側面は凸状にふくらんでいるのが分かる。とても微妙なんだけれども、デザインのアクセントになっているし、グリップしたときの感触も悪くない
背面。液晶モニターは2.7インチでその右のドーナッツは十字キー兼ホイール。上にはFメニューキー、顔キレイナビキー、下にはディスプレイ/Backキーと再生キー。モニターには撮影補助のグリッドラインを表示できる
ではカメラの話に戻ろう。ボディはグリップ用の凹凸は特に用意されてないが、全体として曲面をうまく使っており、握りやすいし、見た目もコンパクトに感じる。これはなかなかいい。
液晶モニターは2.7インチで23万画素。視野角がもうちょっと広いとうれしかったか。
その右に十字キー兼用のホイールダイヤルが用意されている。押すと十字キーとして、回すとホイールとして働く。このホイールダイヤル採用に伴って、独立したモードダイヤルがなくなった。中央のメニューキーを押すと画面に仮想モードダイヤルが現れ、ホイールを回すわけだ。
でも、撮影メニューもこの仮想モードダイヤルに入っているので、細かい設定をしたいときはメニューキーを押したあとでさらにMENUを選ばねばならない。ちょっと面倒。その場合はメニューキーを長押しする。すると直接「撮影メニュー」を開くことができる。
露出補正やホワイトバランスは「撮影メニュー」の中に入っている。露出補正くらいはもっと手早くやりたかったか。
FinePixのウリのひとつに「顔認識機能」があるが、これは専用のボタンが割り当てられており、これを押すと「顔キレイナビ」のオンオフを一発で行える。
顔検出は相変わらず高速で、極端な逆光や検出が難しい暗所でない限り、横顔でもかなり高い確率で見つけてくれる。
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