迫力映像とニコール・キッドマンの美しさをBDで――「ライラの冒険 黄金の羅針盤」：本山由樹子の新作劇場
「ロード・オブ・ザ・リング」のニューラインシネマが放つファンタジー大作。製作費の大部分がCGに当てられたと推測される迫力の映像と美しいニコール・キッドマンは必見！
ライラの冒険 黄金の羅針盤（Blu-ray Disc）
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フィリップ・プルマンのベストセラーを映画化し、日本をはじめ世界38カ国で初登場第1位を獲得したファンタジー大作「ライラの冒険 黄金の羅針盤」が7月18日にBlu-ray Discでリリースされる。
本編ディスクと特典ディスクの2枚組。特典はクリス・ワイツ監督によるオーディオ・コメンタリー、予告編集（オリジナル予告／日本版劇場予告／日本版TVスポット）、キャスト＆スタッフプロフィール、原作フィリップ・プルマンについて、監督クリス・ワイツについて、ライラ誕生の軌跡、ダイモンについて、羅針盤について、パラレルワールドについて、コスチュームについて、撮影地オックスフォードについて、鎧グマについて、音楽について、映画公開について、羅針盤インタラクティブギャラリー（鎧グマ／コスチューム／ダイモン／小道具／乗り物／背景／ポスターギャラリー）など、150分以上に渡って舞台裏をたっぷりと収録している。なお、羅針盤インタラクティブギャラリーはBlu-ray Discのみの特典で、同発のDVDには収録されていない。
舞台は、人々がダイモンと呼ばれる動物型の守護精霊とともに暮らし、科学と魔法が融合したイギリスのオックスフォード。幼少時代に両親を亡くした12歳の少女ライラは、この街にある大学寮で暮らしていた。ある日、上流階級のコールター夫人が訪れ、ライラを引き取りたいと申し出る。彼女の神秘的な雰囲気にひかれ、大学寮を去ることを決めたライラに学寮長がある物を手渡す。それは真実を示すという黄金の羅針盤だった。同じ頃、街では子供の誘拐事件が多発。ライラの親友ロジャーも行方不明になってしまい……。
人間界と似て非なる架空の世界は、一見、平和に見えるが、その水面下では、別世界の存在を信じる者と、それを封じようとするものの戦いが進行していた。物語のカギを握るのは、ダイモン、ダスト、真理計、ライラ。次から次へと聞きなれないキーワードと伏線が登場するので、高画質なBDで繰り返し鑑賞するにはピッタリ。
主演はオーディションで1万5000人以上の中から選ばれた新進ダコタ・ブルー・リチャーズ。共演はニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ、エヴァ・グリーンら。監督は「アバウト・ア・ボーイ」のクリス・ワイツ。
製作は「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのニューラインシネマが務めている。アカデミー賞では視覚効果賞を受賞しているだけに、次々と姿を変えるダイモンの迫力映像は一見の価値あり。そして何たってニコール・キッドマン。ハイビジョンにも耐え得るその美しさを、目を凝らして楽しもう。
関連サイト：http://lyra.gyao.jp/（公式サイト）
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