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光と闇の最終戦争、いよいよ勃発――「デイ・ウォッチ」本山由樹子の新作劇場

「ナイト・ウォッチ」の続編がBD化。ロシア版「マトリックス」とも評される、めくるめくVFX映像世界は今回も健在!

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デイ・ウォッチ/ディレクターズ・カット(Blu-ray Disc)

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 ロシア歴代No.1の興行収入を記録したダーク・ファンタジーの2作目「デイ・ウォッチ」が7月4日にBlu-ray Disc化。シリーズ1作目「ナイト・ウォッチ」と、2作品をまとめた初回限定の「ナイト&デイ・ウォッチ ブルーレイディスクBOX」も同時リリースされる(8980円)。1、2作目の価格は各4935円。BOX購入の場合は880円のオトクとなる。

 「デイ・ウォッチ」には、未公開シーン約15分を追加したディレクターズ・カットを収録。特典はメイキング映像とロシア版劇場予告編。「ナイト・ウォッチ」の特典はティムール・ベクマンベトフ(監督)による音声解説、セルゲイ・ルキヤネンコ(原作)による字幕解説、計7種類の未公開シーン集、撮影の舞台裏、ストーリーと映像スタイル、キャラクターとテーマ、広がる世界観〜シリーズの製作〜、コミックブック・ギャラリー、ポスター・ギャラリーなどを収録。 ブルーレイディスクBOXには、特典として3Dマウスパッドが封入される。

 その昔から長きに渡って対立を続けていた光と闇の勢力。吸血鬼、魔女、狼男など特殊な能力を持ち、異種と呼ばれる彼らは、休戦協定を結び、それぞれを監視しあってきた。闇を監視するのがナイト・ウォッチ、光を監視するのがデイ・ウォッチだ。

 主人公のアントンは、ある事件をきっかけに、自分が光の異種であることを知る。その事件というのは、闇の魔女を使って家を出た妻に呪いをかけ、胎児だった息子のイゴールを殺しかけたこと。それによってイゴールは闇の勢力につき、光と闇のバランスが崩れ始める。戦争を目論む闇の連中の思惑と重なり、アントンは闇の異種を殺した嫌疑をかけられてしまう。アントンは事件解決のため、望んだことが叶うという運命のチョークを探し始めるが……。

 ベストセラーとなった、セルゲイ・ルキヤネンコの3部作小説を映画化したもので、小説と同じく、映画も3部構成になる予定だ。「闇」についてしまった息子との関係に苦悩する「光」側の父の愛も描かれるが、本作の醍醐味はVFX映像。ロシア版「マトリックス」とも評される、めくるめく映像世界に引き込まれる。

 才能を見込まれたティムール・ベクマンベトフ監督は、次回作「ウォンテッド」でハリウッド進出を果たした。アンジェリーナ・ジョリー主演のSFアクションで、日本では9月に公開予定だ。

 冒頭で光と闇の関係がサラリと説明されるが、前作を見ていない人はもちろん、一度見た人も復習しておいた方がいいだろう。

関連サイト:http://microsites2.foxinternational.com/jp/daywatch/(公式サイト)

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