「スマイルシャッター」搭載のHDハンディカム:笑顔を逃がさない
ソニーがメモリースティックをメディアとする小型軽量のHDハンディカム「HDR-CX12」を発売。笑顔を自動的に静止画保存する、スマイルシャッター機能を備えた。
ソニーは6月19日、ハイビジョン“ハンディカム”「HDR-CX12」を7月20日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は13万円前後。
「HDR-CX7」の後継となる、記録メディアにメモリースティックを利用するAVCHDに準拠したハイビジョンビデオカメラ。総画素数566万画素(動画撮影時有効画素数381万画素)の1/3.13型 クリアビットCMOSセンサーを搭載し、1920×1080のフルハイビジョン録画が行える(HDR-CX7は最大1440×1080ピクセル)。
HDDタイプの「HDR-SR11/SR12」やメモリースティック&内蔵メモリの「HDR-UX20」と同様、顔検出機能「顔キメビデオ」も搭載。最大8人までを認識し、フォーカス/明るさ/肌色の補正を自動的に行うほか、動画/静止画いずれの撮影時にも有効だ。
本製品では、動画の撮影中に写った笑顔の瞬間を自動的に静止画として保存する、スマイルシャッター機能を備えた。撮影を続けていれば、自動的に笑顔の写真がメモリ残量の限り保存されていく。感度は3段階に調整可能で、「高」に設定しておけばほほ笑み程度でも静止画が保存される。また、「こども優先」とすることで、我が子の笑顔を逃したくない」というニーズにも応える(おとな優先/オートも設定可能)。付属ソフト「Picture Motion Browser」には、撮影した映像から「似た顔(類似した顔)」を検索・検出する機能を備えた。
静止画撮影時の画素数は508万画素で、撮影時に画素ずらしを行うことで1020万画素相当の静止画撮影が行える(4:3時。16:9時は760万画素相当)。動画撮影モードはAVCHDのHD撮影モードとしてFH(1920×1080 約16Mbps)、HQ(1440×1080 約9Mbps)、SP(1440×1080 約7Mbps)、LP(1440×1080 約5Mbps)の4つ、MPEG-2のSD撮影モードとしてHQ、SP、LPの3種類を用意する。HD/SDの動画は1枚のメモリースティックに混在記録可能だ。
サイズは69(ミリ)×67(高さ×129(奥行き)ミリ、約370グラム。
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