ニュース
ソニーなど15社、近接無線伝送技術「TransferJet」のコンソーシアムを設立
ソニーは、映像や音楽ファイルの高速転送を可能にする近接無線伝送技術「TransferJet」(トランスファージェット)の相互接続使用の確立に向け、コンソーシアムを設立すると発表した。
ソニーは7月17日、映像や音楽ファイルの高速転送を可能にする近接無線伝送技術「TransferJet」(トランスファージェット)の相互接続使用の確立に向け、コンソーシアムを設立すると発表した。
参加企業は、ソニー、キヤノン、Eastman Kodak Company、日立製作所、日本ビクター、KDDI、ケンウッド、松下電器産業、ニコン、オリンパスイメージング、パイオニア、SAMSUNG ELECTRONICS.,LTD.、セイコーエプソン、Sony Ericsson Mobile Communications、東芝の15社(7月17日時点)。TransferJet搭載機器の相互接続性を確保するための規格/ガイドラインの策定、ライセンススキームの確立、およびロゴマークの運営管理などを手がける。
ソニーが開発したTransferJetは、3センチ以下の伝送距離に特化した近接無線伝送技術。ケーブル接続やアクセスポイントがない手軽さにくわえ、実効速度で最大375Mbps(理論値は560Mbps)という転送速度もメリット。撮影済みのカムコーダーやデジカメを専用レシーバーに“置く”と、撮影した映像や画像がBDレコーダーなどに転送されるといった用途を想定している。
関連記事
- “飛ばさない”高速無線技術、ソニーが開発
米Sonyが1月から春にかけて北米市場に投入する新製品を紹介した。同社の説明会はブース内で行われるため、展示品の内覧会といったテイストを併せ持つ。今回も一足先に展示物を見ることができた。 - CESで分かった2008年のトレンド
世界最大規模の家電展示会「International CES」には、さまざま新製品や技術、トレンドが集合する。今回の「デジタル閻魔帳」では、“CESの水先案内人”こと麻倉氏に今回のCESからうかがえる、デジタルの最新トレンドを語ってもらった。 - 「ワイヤレス伝送」――HD映像もワイヤレスの時代
かつては軍事用など特定用途に限定されていた、44.8GHzや60GHzといったミリ波帯。2000年前後から開放が進み、民生機器用の高速ワイヤレス通信規格に活用される事例が増えてきた。今回はその1つ、HD対応ワイヤレス通信規格について整理してみよう。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.