新開発14.7メガCCD、マニュアル撮影機能も備えたLUMIX「DMC-FX150」
「大人のための高性能コンパクト」がDMC-FX150に進化。新開発の14.7メガCCDを搭載し、マニュアル撮影機能も充実した。
パナソニックは7月22日、コンパクトデジカメの新製品“LUMIX”「DMC-FX150」を8月下旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万7000円前後。
“大人のための高性能コンパクト”として登場した「DMC-FX100」の後継となる製品で、新開発の1/1.72型 有効1470万画素CCDという高画素の撮像素子を搭載した(DMC-FX100は有効1220万画素)。
レンズはDMC-FX100と同じく光学式手ブレ補正機能付き35ミリ換算28〜100ミリの光学3.6倍ズームレンズ「ライカDC バリオ・エルマリートレンズ」(F2.8〜F5.6)だが、画像処理エンジンは「ヴィーナスエンジンIV」となり、同時発表された「DMC-FX37」と同様の追尾AF付きの「おまかせiA」を備える。ISO感度は最高1600だが、高感度撮影モード時にはISO6400までの増感が行える。
撮像素子の大型化と並ぶ大きな変更点がマニュアル撮影機能の強化。おまかせiAによるフルオート撮影も可能だが、マニュアル撮影機能が追加された。あくまでも簡易的なものだが、シャッタースピードと露出が任意に設定できるようになった。3枚の画像を1枚に合成する多重露出撮影や切り替えなしにカラーとモノクロの撮影が同時に行えるカラーブラケット撮影、11点から任意のAFポイント線託せきるマルチAF撮影などが行える。また、新たにRAW撮影にも対応した。
ハイビジョン動画(720P)の撮影も可能だが、フレームレートがDMC-FX100の15fpsから24fpsに引き上げられ、より滑らかな動画が撮影可能に。動画はWVGAないしVGAも選択できる。
背面液晶は2.7型(23万画素)の高視野角液晶で、記録メディアはSD/SDHCメモリーカード。内蔵メモリは約50Mバイト。リチウムイオンバッテリーで駆動し、撮影可能枚数は330枚。本体サイズはは96.7(幅)×54(高さ)×24.8(奥行き)ミリで、重さは約179グラム(バッテリー、カード含む)。
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