初の16ビット処理、三菱が液晶テレビ“REAL”の新フラグシップを発表(2/2 ページ)
三菱電機は、液晶テレビ「REAL」シリーズの新製品として、フラグシップモデルの「MZWシリーズ」を発表した。新開発の映像エンジン「DIAMOND Engine PRO III」は16ビット処理に進化。
画面の下にダブルウーファーを搭載
外観は“薄型&スリムフレーム”を進化させた。放熱構造設計などの見直しにより奥行きは79.8ミリと薄型化。専用オプションの「壁ぴったりスタンド」(LF-KL200)使用時には、壁とのすき間をゼロにすることが可能だ。
内蔵スピーカー「DIATONEサラウンドシステム」には、新たにダブルウーファーを追加して低音域を強化した。画面右下に設けられたボックスは400ccと小型ながら、5センチ径の小型ウーファー2つを20ワットで“ダブル駆動”。さらにスピーカー前面のディフューザーが低音を効率よく前方に放射する。クロスオーバー周波数は250Hz近辺という。
番組本編とCMの音量差を自動調整する「おすすめ音量」も新しい。基本機能は「Dolby Volume」などと同様で、外部入力に切り替えたときにも動作する。EPGはフルHD解像度になり、表示サイズも最大「9チャンネル/8時間」など4種類から選択できるようになった。同社製品ではおなじみの「オートターン」も搭載。リモコン操作で画面の向きを左右30度ずつ変更することができる。
インタフェースも豊富だ。HDMI入力は4系統あり、うち1系統を前面に装備する。HDMI CECを利用して外部機器をコントロールする「REALINK」もサポート。対応する同社製BDレコーダーなどと接続すれば、「再生リスト表示」や、レコーダーのチューナーを利用した「デジタル2画面機能」、テレビで視聴中の番組を録画する「一発録画」などの機能が利用できる。このほか3系統のビデオ入力(S端子、コンポジット)、2系統のD4入力(ビデオ入力と共用)、ミニD-Sub15ピン、光デジタル音声出力といったインタフェースを装備した。
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