東芝、「おまかせ」搭載の小型REGZA「AV550シリーズ」
東芝が新型REGZA「AV550シリーズ」を発表。26V型と22V型と小型画面ながら、新メタブレイン・プロを搭載し、テレビ任せで高画質を楽しめる「おまかせ」モードを備える。
東芝は9月3日、液晶テレビ「REGZA」の新製品として“AV550シリーズ”「26AV550」「22AV550」の2製品を9月15日より順次販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は26V型の26AV550が13万円前後、22V型の22AV550が9万円前後。
新製品は中小型画面のモデルながらいずれも、「52ZH500」など大画面製品に搭載されている画像処理エンジン「新メタブレイン・プロ」を搭載。被写体の質感の違いを再現する「質感リアライザー」や、低/高輝度の階調を両立させる「新ヒストグラム・ダイナミックガンマ」といった高画質化処理を行えるほか、視聴環境に応じて画質を自動調整する「おまかせ」モードを利用できる。
このおまかせモードは、部屋の照度や照明の種類、映し出されている映像の種類に加え、設置されている地域やカレンダー情報から日の出/日没時間を割り出すことで室内の照明時間を推定することで、「明るい部屋でバラエティ番組を見る際にははメリハリのある映像」「暗い部屋で映画を見る際には質感を重視」など、視聴する環境と内容に適した画質を自動的にセッティングしてくれる。。
パネル解像度はいずれもWXGA(1366×768ピクセル)。26AV550はハーフグレア処理が、22AV550はマット処理が表面に施されている。22AV550の液晶の駆動方式はTNだが、液晶テレビ用のパネルを採用することで画質の向上を狙っている(26AV550の液晶パネルの駆動方式はVA)。JEITA測定法によるパネルのコントラスト比は26AV550が3000:1、22AV550が800:1だが、全白最大輝度/全黒最小輝度比であるダイナミックコントラスト比は26AV550が30000:1、22AV550が8000:1となっている。
HDMI-CEC「レグザリンク」に対応したHDMI入力端子を2系統備えており、同社DVD/HDDを搭載レコーダー「VARDIA」やノートPC「Qosmio」、各種AVアンプなどの操作を付属リモコンから行える。付属リモコンは利用頻度の高いチャンネルボタン(「1」〜「12」)の面積を大きくした「シンプルレグザリモコン」で、EPGには7局/6時間分の一覧表示が行える「レグザ番組表・ファイン」が採用されている。
両製品ともインタフェースにはHDMI×2のほか、D4入力×1、Sビデオ入力×1、コンポジット入力×2、光デジタル音声出力×1などを搭載。本体サイズは26AV550が67.1(幅)×23.3(奥行き)×50.2(高さ)ミリ、10.2キロ。22AV550が53.6(幅)×22.7(奥行き)×41(高さ)、6.6キロ。(※初出時、型番表記に誤りがありましたので訂正をさせていただきました)
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