倍速駆動パネル搭載機も、エプソンが「dreamio」新製品
セイコーエプソンは、ホームシアター用フロントプロジェクター「EH-TW4000/3000」とDVD一体型の「EH-DM2」を10月上旬から順次発売する。
セイコーエプソンは9月9日、3LCD方式のフロントプロジェクター「dreamio」シリーズ新製品として、フルHDのホームシアター用上位モデル「EH-TW4000/3000」とDVD一体型の「EH-DM2」の3機種を発表した。10月上旬から順次発売する。価格はオープンプライス。
型番 | 解像度 | 概要 | 実売想定価格(オープンプライス) | 発売時期 |
---|---|---|---|---|
EH-TW4000 | 1920×1080ピクセル | 倍速駆動対応、コントラスト比7万5000:1 | 37万円前後 | 11月下旬 |
EH-TW3000 | 1920×1080ピクセル | コントラスト比1万8000:1 | 25万円前後 | 10月下旬 |
EH-DM2 | 854×480ピクセル | DVD一体型 | 9万5000円前後 | 10月上旬 |
EH-DM2S | 854×480ピクセル | DVD一体型、80インチスクリーンセットモデル | 10万円前後 | 10月上旬 |
EH-TW4000は、同日発表された倍速駆動対応のD7/C2FINEパネルを搭載したフラグシップモデル。120Hz駆動と中間フレーム生成により、残像感を抑える。これに新開発のランプを組み合わせ、クラス最高レベルの7万5000:1のコントラスト比を実現した。Silicon Optixの「HQV Reon-VX」も搭載している。
EH-TW3000は、1800ルーメンの明るさとコントラスト比1万8000:1のスタンダードモデル。オートアイリス機能を進化させ、明暗変化の大きなコンテンツでも、シーンごとに適切な光量を調節する。
DVDプレーヤーとスピーカーを組み込んだ「EH-DM2」は、従来機「EH-DM1」のコンセプトはそのままに、明るさ(有効光束)を20%増しの1200ルーメンとした。「ドルビーバーチャルスピーカー」モードも新たに搭載した。
またEH-DM2に関しては、従来機と同様、80インチのスクリーンをセットにしたモデル「EH-DM2S」を用意する。スクリーンは持ち運びに適したモバイルスクリーン。また従来はオプションだった「天井投写キット」が標準搭載になったことで、天井をスクリーンにして寝ころがりながら大画面を楽しめるという。
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