ヤマハ、シアターラックの新ブランド“POLYPHONY”を立ち上げ:デザインと機能の“協和”
ヤマハは、シアターラックシステムの新ブランド“POLYPHONY”(ポリフォニー)を立ち上げる。第1弾は、液晶テレビの“壁寄せ”設置も可能なYSP搭載のラックシアター「YRS-1000」。
ヤマハは9月18日、シアターラックシステムの新ブランド“POLYPHONY”を立ち上げると発表した。第1弾として、液晶テレビの“壁寄せ”設置も可能なラックシアター「YRS-1000」を11月1日に発売する。価格はオープンプライス。店頭では10万円前後になる見込みだ。
POLYPHONY(ポリフォニー)は、「多声音楽」の意味。複数の声部(パート)が協和し合って進行する音楽になぞらえ、デザイン性や機能性といった各要素を高い次元でバランスさせる製品を投入する。
第1弾となるYRS-1000は、「インテリアとしての質感とオーディオとしての機能性の両立」がコンセプト。“リアル5.1チャンネル”のデジタル・サウンド・プロジェクター(YSPシリーズ)技術に、楽器などのインダストリアルデザインを手がけるヤマハデザイン研究所によるデザインを組み合わせた。
ラックの上面は厚さ5ミリの強化ガラス製で、2本のアルミ製の支柱が支えるスタイル。天板には専用設計のビームスピーカーと“インビジブル”(不可視)サブウーファーを搭載しているが、その名の通り見た目では分からない。棚には4台のAV機器を収納できるほか、棚板を外して大型のAV機器2台にすることも可能だ。
また、オプションとしてテレビの壁寄せ設置を可能にする専用金具「YTS-V1000」を用意した(オープン、実売3万円前後)。VESAのマウントアーム規格に準拠しているため、46V型ならほとんどのメーカー製テレビに対応できるという。
HDMI入力×2系統。国内6メーカー(パナソニック、東芝、日立製作所、シャープ、三菱電機、ソニー)のHDMIリンク機能に対応し、テレビ側のリモコン操作で電源のオン/オフや入力切替が可能になっている。このほかの音声入力端子は、光デジタル×2、同軸デジタル×1、アナログ×2の計5系統。出力はHDMI×1とコンポジット。
外形寸法は、1160(幅)×415(奥行き)×400(高さ)ミリ。重量は約41キログラム。リモコンと自動調整用マイク、セットアップガイド、光ケーブルなどが付属する。
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