ヤマハ、シングルウーファーのフロア型スピーカー「Soavo-3」を発表
ヤマハは、Hi-Fiスピーカー「Soavo」シリーズの新製品として3Way3スピーカーの「Soavo-3」とピアノフィニッシュの「Soavo-1(BP)」を発表した。
ヤマハは9月24日、Hi-Fiスピーカー「Soavo」シリーズの新製品として3Way3スピーカーの「Soavo-3」を発表した。あわせて「Soavo-1」のバリエーションモデル「Soavo-1(BP)」をリリースしている。
製品名 | Soavo-3 | Soavo-1(BP) |
---|---|---|
色 | ブラウンバーチ | ピアノブラック |
価格 | 13万8600円(1本) | 21万円(1本) |
発売日 | 10月下旬 | 12月下旬 |
Soavo(ソアヴォ)は、イタリア語で“優美な”を意味するSoaveと“歌声”を意味するVoceを組み合わせた製品名。歌声にフォーカスしたチューニングとインダストリアルデザイナーの喜多俊之氏による独特の外観が特徴で、ドラマ「のだめカンタービレ」に登場したことでも知られる。
Soavo-3は、Soavo-1と同じキャビネットを使用しながらウーファーを1つ省略したシングルウーファー構成のフロア型システム。16センチ径のウーファーを最適な位置に配置してブックシェルフ型に匹敵する中音域のレスポンスと透明感、フロア型ならではの重低音を兼ね備えるという。
音作りはブックシェルフ型のSoavo-2をベースにしながら、3Way構成ならではの中域密度感とスケール感をプラス。DC-ダイヤフラムツィーターやA-PMD(Advanced Polymer Injected Mica Diaphragm)のミッドレンジおよびウーファーを改良するとともにネットワークを新規に設計した。エンクロージャーは、内部の平行面をなくし、独自のスラントパーティションおよびバーチカルラダー補強を採用。定在波や回折現象の低減と剛性確保を両立させている。インピーダンスは6オーム。
外形寸法は349(幅)×1051(高さ)×487(奥行き)ミリ。重量は26.5キログラム(1本)。
一方の「Soavo-1(BP)」は、ヤマハのグランドピアノに使われているものと同等の塗料と工程で丁寧に磨き上げた黒い鏡面加工が特徴。スピーカー構成は既存のSoavo-1と同じながら、各ユニットを改良するとともにネットワークにカスタムチューニングを施し、外装仕上げの違いによる音質の変化を吸収している。インピーダンスは6オーム。外形寸法は349(幅)×1051(高さ)×487(奥行き)ミリ。重量は29.5キログラム(1本)。
関連記事
- ヤマハ、「NS-700」シリーズを拡充
ヤマハは、スピーカーシステム「NS-700」シリーズにセンター、リア、サブウーファーを追加し、本格的なマルチチャンネル用途にも対応できるようにする。 - ヤマハ、リーズナブルになったハイグレードHi-Fi「S1000」シリーズ
ヤマハは、ハイグレードHi-Fiの新製品としてプリメインアンプ「A-S1000」とCDプレーヤー「CD-S1000」を6月下旬に発売する。S2000シリーズのコンセプトを継承しつつ、価格帯を引き下げた。 - 「S2000シリーズ」にみる“オーディオのヤマハ”の復活
ヤマハの「S2000シリーズ」は、同社としては久々となるピュアオーディオコンポーネントだ。全段バランス設計という、オーディオファンにはたまらない回路構成を採用したプリメインアンプの「A-S2000」を中心に見ていくことにしよう。 - ヤマハ、“歌声”再現にこだわった高級Hi-Fiスピーカー「Soavo-1」
ヤマハが、ハイエンド向けHi-Fiスピーカーの新ブランド“Soavo(ソアヴォ)”を発表、第1弾としてフロアスタンドタイプ「Soavo-1」を発売。「音楽が本来の表現で聴ける」ナチュラルサウンドスピーカーに仕上がっている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.