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お散歩が楽しくなるGPSデジカメ――ニコン「COOLPIX P6000」レビュー(4/7 ページ)

ニコン「COOLPIX P6000」のウリは、なんといってもGPS機能。どこで撮ったかが後ですぐ分かるため、散歩や旅行での撮影がグッと楽しくなる。

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 現在地の取得状況を知るには画面の「GPSアイコン」で分かる。アイコンが斜線で消されているときは、位置情報が取得できてないとき。アイコンの左に四角いマークがついていれば、位置情報がちゃんと取得できているのでOk。

 マークがないときは「現在の位置情報は取得できてないため、前回取得した位置情報を使います」という意味。大きく移動した直後にこのアイコンが出ていたら、現在地を取得するまでちょっと待ってみるべし。これが使いこなすコツだ。


モードダイヤルをGPSにしてメニューを表示させると、GPSメニューとなる。位置情報記録をオンにするとGPSが測位をはじめる。記録有効時間は、最後に取得した位置情報をどれだけ覚えておくかという機能

 衛星の捕捉状況はモードダイヤルをGPSにすると分かる。

 実際に位置情報の取得を意識しないで普通に街を撮影しながら歩いてみると、かなりの確率で「直前にいた場所の位置情報」しか記録されなかった。電源オフ時は「90分に1回」しか測位し直さないせいだ。

 位置情報を常時追いかけるとバッテリーのもちが悪くなるのは分かるが、そこは利用者の判断ということで「電源オフ時でも1分おきに測位する」モードをつけるべきだったろう。電源オン時は5秒おきに測位してくれるので安心だが、電源オンのまま持ち歩く人はそうはいるまい。

 例えば、ソニーのGPSレシーバー「GPS-CS1K/KSP」は単三形アルカリ乾電池1本で10時間測位できる。それを考えると、電源オフ時に常時測位しても、極端に持ちが悪くなることはないはずだ。

 わたしは電池の持ちが半分になったとしても、確実に撮影場所を記録して欲しいと思うのである。

 位置情報が記録された写真は、ViewNXなどの位置情報対応ソフトやmy Picturetownなどの各種位置情報対応フォトストレージサイトで地図と複合させて見ることができる。GoogleのPicasa Webアルバムも位置情報に対応している(GPSタグがついた写真があると自動的に地図上にマッピングしてくれる)。

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今回の作例の一部を「Picasa Web」アルバムに登録してみた(画像は1.3M相当に縮小して掲載)

 こんな感じで撮影位置が記録されるのは非常に便利で楽しいので、興味がある人は観て欲しい。

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