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第106回 秋空と露出とホワイトバランスの関係今日から始めるデジカメ撮影術(2/3 ページ)

秋の空は高い。夏に比べると空気が澄んで空が高くまで見えるし、雲も、夏の入道雲に比べると、ずっと高い位置にあるので、やはり空が広くて高いのである。そんなわけで今回は、秋の空。

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 3番目はホワイトバランス。真っ昼間ならオートでもいいが、午後になって日差しが傾いてくると、赤っぽく写ることがある。そうならないよう、設定は太陽光に固定しちゃうのがいい。

ホワイトバランスオート(写真=左)、ホワイトバランス太陽光(写真=右)

 もし、空の青さをよりくっきりと出したいなら、画質を「鮮やか」な設定にすると、よりハデになる。

キヤノン製コンパクトデジカメで撮影。ノーマル(写真=左)。キヤノンのコンパクトデジカメで撮影。くっきりカラー(写真=右)

 さらに、PLフィルタを使うという技もある。

PLフィルタなし(写真=左)。PLフィルタ使用(写真=右)

 PLフィルタの話は水族館のとき(第98回 水族館と水面の関係)にしたけれども、水面のみならず空に対しても効果があるのだ。このようによりハイコントラストでくっきりした空になる。ちょっとわざとらしいくらいに。

 あとは好きなように撮るべし。

 広角レンズを使って空を広く、雲の流れが分かるように撮ってもいいし、望遠で一部を切り取ってもいい。


12ミリの超広角レンズで撮影した空
75ミリで大弛峠から撮った山の尾根と空(写真=左)、300ミリの望遠で大弛峠から撮った金峰山の五丈岩(写真=右)

 手前に木や紅葉を入れるのもいい。構図に紅葉を入れたいときもマイナスの補正がポイント。その方が赤がくっきりと出る。

−1の補正をかけて撮影(写真=左)、手前の木にピントを合わせて撮影(写真=右)

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