レビュー
BDへの“こだわり”が詰まったソニー「BDZ-X95」(前編):BD/DVDレコーダー特集(3/5 ページ)
ソニーの2008年冬モデルは、新映像エンジン「CREAS」などBlu-ray Discに対するこだわりが詰めこまれている。まずは独特のユーザーインタフェースや定評のある番組検索、自動録画機能など、日常の操作を快適にする部分から検証していこう。
テレビ情報誌感覚で使える「x-みどころマガジン」
新機能としては「x-みどころマガジン」が追加された。テーマを選択しておくとテレビ情報誌のようなデザインで番組をピックアップ表示してくれる。新番組、最終回、特番といった番組ジャンルだけでは抽出できない番組をピックアップしてくれるのがポイントで、トップページの見出し、項目を選択すると日別のピックアップが表示される。実用性も十分な機能であり、番組改変期などにはとくに便利に使えそうだ。
また電子番組表の活用は徹底している。旧モデルからの継承となるが、とくに「気になる人名」「気になるワード」は使える機能だ。録画済み、視聴(再生)中、電子番組表の情報表示中のいずれからも電子番組表の情報から出演者名や地名、品名などをピックアップし、一覧から選ぶだけで番組に検索に利用できる。同社製品は、もともと高度な番組検索機能を備えているわけだが、それをいかに手軽に、便利に使ってもらえるか、といった点にこだわった機能といえるだろう。
もちろん同社のレコーダーのもう1つのアイデンティティーともいえる「x-おまかせ・まる録」も健在だ。ジャンル、キーワード、時間帯、放送波、チャンネルなどの条件を設定した自動録画が可能で、おおまかにも、ピンポイントにも自動録画が行える。自動録画に関しては、いまだに他社の追随を許さない機能を備えている。
「x-おまかせ・まる録」の設定画面。このように大ざっぱな条件設定ができるほか、キーワードでは“除外キーワード”も設定できる。複数のキーワードをいずれか/全て(or/and)で検索できる。またジャンルとキーワードは最大7つの組み合わせをユーザーが変更することすら可能。同一放送波であれば複数チャンネルを選択して検索条件にすることもできるし、CS放送では有料チャンネルのうち契約済みの番組のみを録画する。極めてインテリジェントだ
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