キヤノン、光学20倍ズーム搭載のHDビデオカメラ「XH G1S/XH A1S」
キヤノンは、HDV規格に対応したプロユースのHDビデオカメラ「XH G1S」「XH A1S」を発表した。12月中旬に発売する。
キヤノンは11月5日、HDV規格に対応したプロユースのHDビデオカメラ「XH G1S」「XH A1S」を発表した。2機種とも12月中旬に発売予定で、価格はXH G1Sが80万円、XH A1Sは55万円。
2006年秋に登場した「XH G1/XH A1」の後継機。ユーザーの要望に応え、ズームレンズの操作性の改善やオーディオ仕様の見直しを図った。例えばズームレンズは、各操作リングの形状やリング間の段差を見直すとともに、駆動トルクの変更や操作時の反応感度をカスタマイズ可能にした。また、マニュアルフォーカス時にズーム中のフォーカス操作も行えるようにすることで、映像表現の幅を広げている。
音声入力については、内蔵マイクとXLR端子入力の同時使用や、XLR入力時にチャンネルごとに独立した感度設定が行えるようになった。また、突然の過大入力による音声のゆがみを防ぐリミッター機能をオーディオマニュアル記録時にも使えるようにするなど、利便性を向上させた。
総画素数約167万画素の1/3型3CCDを搭載し、HDV規格対応で1080iのハイビジョン撮影が可能だ。高い色収差補正能力を持つ蛍石やUDレンズを採用した光学20倍の「HDビデオLレンズ」(35ミリ換算で32.5〜650ミリ)を採用。映像エンジン「DIGIC DV II」と組み合わせた。上位モデルのXH G1Sは、Embedded Audio/TC(LTC)対応のHD-SDI端子、GENLOCK端子、タイムコード入出力端子を装備するなど、撮影用途をさらに拡げる仕様となっている。
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