発想の逆転、無線LAN内蔵SDカード「Eye-Fi」を味わう:レビュー(2/4 ページ)
デジカメで撮影した瞬間、画像を無線LANでPCやWebアルバムに取り込めたら――そんな快適さを味あわせてくれるのが「Eye-Fi」だ。
設定自体はそれほど手間はかからない。専用のリーダーにカードをセットしてPCのUSBポートに接続し、カード内に保存された「Eye-Fi Manager」のセットアップを起動してインストールする。セットアップ自体は画面の指示に従っていけばいいので、基本的には「次へ」を押していくだけでOKだ。
インストールが終了してEye-Fi Managerを起動させると、自動的にEye-Fiカードが認識されるので、画面下の通知領域に表示されたバルーンをクリックするとWebブラウザが起動し、設定画面が表示される。
まずは自宅などの無線LANを選択し、パスフレーズを入力する。WPAやWEPといった暗号の違いは意識する必要がない。その次に「オンライン写真サービス」の選択をする。
これがEye-Fiの大きな特徴の1つで、複数のオンラインサービスから好きなものを選んでアップロードできるのだ。用意されているの「Flickr」や「facebook」、グーグルの「Picasaウェブアルバム」、ブログサービスの「Movable Type」「TypePad」に加え、クリッピングサービスの「Evernote」やアップルの「MobileMe」、さらに日本の「はてなフォトライフ」や「30days Album」、そしてニコンの「マイピクチャータウン」にも対応。日本独自のサービスにも対応しているきめ細やかさはうれしい。あとは「フォト蔵」あたりも対応してもらえればうれしい。
Eye-Fiは、オンラインサービスだけでなく、同時にローカルのPCにも画像を保存できる。これも便利な機能で、いちいちカードをカメラから抜いてPCにセットしたり、カメラをケーブルで接続する必要がない。
WindowsだけでなくMac OSにも対応しているのも、うれしいポイント。基本的な設定操作はWindowsと同様だ。
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