レコーダーで録画した映像をケータイに転送する機能、au 2009年秋冬モデルから採用
KDDIが、BDレコーダーで録画した映像をau携帯電話に転送し、外出時などに気軽に視聴できるようにする連係機能を、2009年秋冬モデルから搭載していくことを明らかにした。
KDDIは8月26日、Blu-ray Disc(BD)レコーダーなどで録画したデジタル放送の映像を、au携帯電話に簡単に転送して視聴できる連係機能を2009年秋冬モデルから順次搭載すると発表した。
BDレコーダーなどで録画した映像を携帯電話に転送して視聴する機能は、すでにパナソニックのBDレコーダー「DIGA」が搭載しているほか、シャープの「AQUOSブルーレイ」と同社製のドコモ向け端末などで実現されているが、今回のKDDIの取り組みは、機器メーカーに依存することなく、au携帯電話の標準的な機能として、広く採用していく方針。対応するBDレコーダーや携帯電話は、2009年秋冬モデルの一部から順次拡大していくという。
データの転送は、BDレコーダーと携帯電話をUSBケーブルで接続して行う。連係機能をサポートするBDレコーダーの第1弾は、ソニー製のおでかけ転送に対応した「BDZ-EX200」「BDZ-RX100」「BDZ-RX50」(9月以降に発売予定)など。これらの機種では、転送先としてau携帯電話が指定できるようになる。
将来的には、多くのデジタル家電とau携帯電話で、機種やメーカーに依存することなく接続およびデータの転送ができるようにしていきたい考えで、現在さまざまなメーカーと話し合いを進めているとのこと。転送に利用するプロトコルなどは、KDDIが独自に定めるのではなく、既存の規格をうまく活用して行く予定なので、今後の展開次第ではキャリアやメーカーを問わずBDレコーダーと携帯電話の連係が実現する可能性もある。
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