あなたの“お肌”を査定します バンダイ「美肌鑑定」:すっぴん美人を目指す
バンダイとファンケルは、携帯型美容ツール「美肌鑑定」を11月末に発売する。肌の水分量や生活習慣から「肌値(はだね)」という独自の値で肌の状態を査定してくれる。
バンダイとファンケルは10月30日、携帯型美容ツール「美肌鑑定」を発表した。肌の水分量や生活習慣から「肌値(はだね)」という独自の値で肌の状態を査定してくれる。価格は3570円。11月30日から全国の量販店や通販サイト「プレミアムバンダイ」などで販売する。
肌の水分量を計測するスキンチェッカーをベースに、美容に関するアドバイスとエンターテイメント性を加えたポータブル美容ツール。約9センチのコンパクトなボディーは光沢ピンク仕上げで、ポーチに入れたり、首に下げて気軽に持ち運べる。デザインにはフェリス女学院大学の学生たちが協力した。
美肌鑑定モードでは、「どのくらいバスタブに入った?」「フルーツは食べた?」など20の質問に答えた後、本体のスキンチェッカー部を顔にあてて水分量をチェックする。すると、水分量の実測値に質問から導き出される生活習慣などを掛け合わせて「肌値」を算出。結果に基づく美容に関するアドバイスも表示される。
アドバイスは、すべてファンケルが蓄積した美容ノウハウに基づくもので、お肌にいい食べ物から生活週間に関する知識、具体的なスキンケア方法まで、その数は100以上。「単に肌の状態を計測するだけではなく、環境や心理状態までを含めてさまざまなアドバイスを受けられるツール」(ファンケルの島田和幸取締役執行役員)。
肌値のデータは、90日分を内蔵メモリーに保存可能。株価チャートのような「肌値チャート」で確認できる。このほか、時間のないときに水分チェックだけを行える「1分チェック」、家族や友人と肌値を競い合うゲストモード「美肌試し」、アドバイスを確認する「美肌虎の巻」といったメニューも用意した。
ファンケルが高校生から20代後半までの女性を対象に実施した調査では、スキンケア化粧品の利用率はほぼ100%でありながら、スキンケア商品を選ぶために行う美容カウンセリングサービスの利用経験は少なく、高校生では7%以下、20代女性でも45%台にとどまったという。理由は「対面であることにプレッシャーを感じる」が6割以上を占めていた。
美肌鑑定は、対面カウンセリングに代わるアドバイスを提供し、同時に肌値チャートや友達と競いあうことでスキンケアに対するモチベーションを維持できるという。ファンケルの島田氏は、「ファンケルのユーザーは30代以上の女性が中心。より若い人たちにも“素肌美”に対する意識を高めてもらい、将来はファンケルのユーザーになってほしい」と話している。
「美肌鑑定」の本体サイズは92.4(幅)×33(高さ)×23(厚さ)ミリ。重量は40グラム。液晶画面はモノクロ4階調。CR2032ボタン電池1個で駆動する。
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