インタビュー
“REGZA”新製品に初採用、「InstaPort S」の実力を探る:動画で確認する(2/2 ページ)
東芝は、液晶テレビ“REGZA”の2011年春モデルにおいて、他社に先駆けて米Silicon Imageの「InstaPort S」を導入した。HDMI入力の切り替え速度をさらに向上させるというInstaPort Sだが、どれほどの違いがあるのだろうか。
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一目瞭然の検証結果
スピードの向上を知るには体験するのが一番早い。比較検証として、InstaPort搭載の“REGZA”「Z1」とInstaPort Sの最新モデル「Z2」を使用する。画面サイズはどちらも37インチで、ソース機器は「Playstation 3」を含む2台のBlu-ray Discプレーヤー。リモコンコードを合わせて1つのリモコンで同時に操作する。
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結果は一目瞭然(りょうぜん)。スペースシャトルが着陸したところでソース機器を切り替え、男性が画面に出るまでZ1(InstaPort)はおよそ2秒かかるのに対し、Z2(InstaPort S)では1秒程度だ。まだブラウン管テレビの域には達していないが、ストレスを感じる人はほとんどいないだろう。
従来のInstaPortは東芝のほかにソニーやシャープ、日立といった国内大手メーカーが採用しているが、すべてInstaPort Sに置き換わるのだろうか。竹原氏は、メーカー名を出すことは避けているが、「年内には数メーカーから発売されるだろう」と見通しを語った。
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