懐かしのコイン遊具が貯金箱に! 「ヒーローバンク 仮面ライダー」:橘十徳の「自腹ですが何か?」(2/2 ページ)
かつてデパートの屋上遊園や商店街などで人気を博したコイン型遊具。それを小型化して貯金箱にしたのが、バンダイが発売した「ヒーローバンク」だ。童心に返ってみてはいかが?
コインがなくてもすぐに動きを楽しめる
本体は、140(幅)×140(奥行き)×90(高さ)ミリと、小さすぎもせず、じゃまにもならない絶妙なサイズだ。貯金箱の本体は水色の樹脂製で少々安っぽいが、本体はソフビのような材質で塗り分けも丁寧だ。台座には「仮面ライダー」のロゴが入っている。
電源は単四形乾電池が2本で、本体下部が電池ケースとなっている。下部には電池ケースのフタとは別にコインの取り出し口もあり、こちらはすぐに取り外せるようになっている。
意思の弱い人がお金を貯めるのにはあまり向いていないといえるが、それ以前の問題として、この貯金箱はそもそもコインを20枚しか入れることができない。しかも500円玉は不可なので、最大で100円玉を20枚、つまり2000円までしか貯められいのだ。貯金箱とはいっても、実際はコイン型遊具の動きを楽しむためのオモチャであると見ていい。
そのアクションを見られるスイッチは台座の横に付いている。連続して動くAモードと、コインを入れたときだけ動くBモードが用意されているので、コインが手元になくても動き自体は楽しめる。Bモードの場合は、コインを投入後、約10秒可動する。使えるコインは5円、10円、50円、100円の4種類で、1円玉は不可となっている。
本物そっくりの動きを再現
スイッチを入れると“ウイーンウイーン”とモーター音が鳴り、前後にローリングして動く。その様子はまさに本物のコイン型遊具そのもので、レトロな雰囲気が見事に再現されている。このまま自分の身体を小さくして乗ってしまいたいくらいだ。
なお、パッケージ裏の説明書によると、人形は本体から外すことができるようだが、試してみたところ、けっこう強力に固定されていて外すことができなかった。人形の支柱がきゃしゃな印象を受けるが、触ってみると本体と人形はなかなか頑丈そうである。
前後に動くだけの単純なオモチャなのに、なぜか胸を熱くさせる不思議なオモチャである。仮面ライダーだけでおしまいにするつもりだったが、ウルトラマンもアカレンジャーも欲しくなってしまった。ヒーロー好きの人がコレクションとして持つのもよし、飾って懐かしむのもよし、そして子どもと一緒に遊ぶのもよし。とさまざまな楽しみ方ができるオモチャだと思う。
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