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J:COMチャンネルでラジオ放送再送信の実証実験:テレビでラジオが聴ける
ジュピターテレコム(J:COM)および毎日放送(MBS)は、「J:COM チャンネル」でラジオ放送再送信サービスの実証実験を行うと発表した。
ジュピターテレコム(J:COM)および毎日放送(MBS)は6月2日、J:COMが運営する「J:COM チャンネル」でラジオ放送の再送信サービスの実証実験を2011年9月より共同で実施すると発表した。
ラジオ放送の再送信サービスの利用イメージ。リモコンの「d」ボタンを押すと、データ放送画面に移動し、MBSラジオアイコンを表示(左)MBSラジオアイコンをリモコンで選択、決定するとメイン画面にMBSラジオのロゴが表示され、ラジオ音声が流れる
テレビチャンネル上で、ラジオ放送を提供するサービスの技術検証。MBSのラジオ放送を、J:COMのケーブルネットワークを通じて再送信することで行う。
今回の実験について、MBSは家庭におけるラジオ受信機が減り、都市部で難聴地域が広がっていることへの対策として、またJ:COMはラジオの再送信を行うことで、コミュニティーチャンネルの利用を促進し、ケーブルテレビの付加価値向上を目指すという。
実験エリアはJ:COM 大阪セントラル(大阪市内の北区、中央区、都島区、城東区、東成区、鶴見区、旭区、東淀川区、淀川区の計9区)で、専用端末が設置されているデジタルサービスの加入者約12万世帯を対象に実施する。終了時期は未定だが、年内にはユーザーに対し利用実態調査を行い、内容改善に取り組んでいく予定だ。
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