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驚きのコストパフォーマンス! ELACの新エントリー「50LINE」を試す野村ケンジのぶらんにゅ〜AV Review(1/3 ページ)

「50LINE」は、この春に登場したELACのエントリー〜中級向けのスピーカー。お得意の「JETツイーター」などは採用されていないものの、決して手抜かりのない、充実したものだった。……購入決定。

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 ヘッドフォンからテレビ、ホームシアターまで、さまざまなジャンルの数多あるAV系新製品のなかから注目の新製品をピックアップし、いち早いレビューをお送りしていく「野村ケンジのぶらんにゅ〜AV Review」。今回は、ELACから新たに登場したエントリー〜中級向けスピーカー「50LINE」を紹介しよう。

 エラック(ELAC)の「50LINE」は、4月末から5月にかけて発売された新シリーズで、高級スピーカーをメインに展開するエラックのなかにあっては、末弟に位置するハイ・コストパフォーマンスモデルだ。とはいえ、その内容は決して手抜かりのない、充実したものだった。

エラック「50LINE」のラインアップ。左から小型ブックシェルフの「BS52.2」、ブックシェルフの「BS53.2」、トールボーイ型の「FS57.2」

 まずラインアップとしては、メインスピーカーとしてトールボーイ型の「FS57.2」とブックシェルフの「BS53.2」、小型の「BS52.2」という3タイプを展開。センタースピーカー「CC51.2」やサブウーファー「SUB50ESP」も用意され、デスクトップから本格ホームシアターまで、幅広いシチュエーションで活用できるシリーズとなっている。

センター用の「CC51.2」とサブウーファーの「SUB50ESP」

 その外観も、黒とシルバーのツートンカラーでコーディネートされた、エラックらしいシックなデザインが与えられている。一方、スピーカーユニットはというと、コスト面からさすがにお得意の「JETツイーター」や「AS-XR(アルミとパルプを張り合わせたハイブリッド素材の)ウーファー」などは採用しておらず、ごくオーソドックスなシルクドームツイーターとラッカー塗装のパルプコーンウーファーだったりするが、メタル製メッシュグリルや12ゲージクラス対応の金メッキターミナル、約15ミリの板厚をチョイスしたフロントバッフル(スピーカー面)など、クラスを超えたゴージャスな内容を持つ一面も見られる。バスレフポート用のチューニングスポンジを同梱(どうこん)されている(密閉箱を採用するBS52.2をのぞく)ことなども含め、随所にエラックらしいこだわりが伺えるのは確かだ。

メタル製メッシュグリルや12ゲージクラス対応の金メッキターミナルなど、エントリークラスとは思えない仕様

 さて、このようにエラック50LINEは、さまざまな使い方ができる製品だが、今回は基礎体力というか、本来の実力をより良く知るためにも、ステレオ設置による試聴を行った。テストしたのはBS52.2とBS53.2、FS57.2の3機種。それぞれの感想を個別にお届けしよう。

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