オラソニックの卵形スピーカーにiPod対応モデル「TW-D7IP」が登場
東和電子の卵形スピーカーにiPhone/iPod対応モデルが仲間入り。PCの外部スピーカーやヘッドフォンアンプとしても利用できる。
東和電子は、“Olasonic”(オラソニック)ブランド製品の第4弾として、iPod/iPhone用のドックスピーカー「TW-D7IP」を発表した。10月7日発売予定で、価格はオープン。店頭では1万9800円前後になる見込みだ。
昨春のPC用アクティブスピーカー「TW-S7」に始まり、ウォークマン用の「TW-D7WM」や薄型テレビ向けの「TW-D7OPT」に採用されて、ブランドの“顔”になりつつある卵形スピーカーを継承したiPod/iPhone対応機。スピーカー部の仕様は基本的に変わらず、角や平面のない卵形のエンクロージャーで剛性を確保しながら共振や定在波を抑制している。スピーカーユニットは、直径60ミリのコーン型で、同軸上の背面に発泡ウレタン製のパッシブラジエーターを搭載。再生周波数は60Hz〜2万Hzとなっている。
本体部には、iPodドックに加えてUSB端子やアナログ入力端子(ミニピンジャック)を装備。USBケーブルでPCと接続すれば、iTunesを使って楽曲の転送が行えるほか、PCの外部スピーカー(USBオーディオ)としても利用できる。またヘッドフォンアンプとして使うことも可能。「以前のモデルはスピーカー用と兼用だったが、今回はヘッドフォン専用のアンプを搭載した。また回路の引き回しを最適化したり、ラダー型ボリュームの採用など徹底的に音質にこだわっている」(同社)。
電源は、USB給電とACアダプターの2方式に対応する。独自のSCDS(Super Charged Drive System)により、4.2ワットという低消費電力でありながら、10ワット+10ワットのダイナミックパワーを実現した(USBバスパワー時は2.5ワット)。SCDSは、内蔵のキャパシターを使い、バスパワー駆動時に不足する電源供給を補う技術。音楽出力の小さいところではキャパシターに充電しておき、出力が大きな部分で蓄えたパワーを取り出すことで実効出力を一定にする仕組みだ。
外形寸法は、スピーカー部が108(幅)×108(奥行き)×141(高さ)ミリ、本体は106(幅)×180(奥行き)×39(高さ)ミリ。重量は約1.2キログラム。リモコン、ACアダプター、USBケーブル、シリコンゴム製のインシュレーターなどが付属する。
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