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着実に進歩する各社のスマートテレビ戦略(1)IFA 2011(2/5 ページ)

スマートフォンやタブレットとの連携、そしてテレビに追加できるアプリケーション……IFA 2011の会場には、各社の新しい“スマートテレビ”がそろい踏み。まずはパナソニック、ソニーなどを取り上げよう。

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 タブレットをリモコンとして利用する利用の1つに、ユーザーインタフェースの改善が挙げられる。スマートテレビで多数の機能を盛り込む場合、リモコン自体はシンプルな操作体系だがメニュー階層が深くなる、あるいは個別の機能ボタンの搭載によりリモコンのボタン数が増えて直感で操作しづらくなるといった問題がある。だが、スマートフォンやタブレットのタッチスクリーンをリモコンとして利用することで、こうした制約から解放される。

 また、Twitterなどでテキストを入力するケースがあるが、こうした場合はリモコンにQWERTYキーを搭載するのではなく、ソフトウェアキーボードで実装するとシンプルになる。長い文章を打つのでない限り、オプションで専用キーボードを追加するよりもスマートな実装だといえるかもしれない。このほか、TV向けのコンテンツを手元のタブレットやスマートフォンで閲覧するといった使い方も可能だろう。手元のデバイスとTVの両方をインテリジェント化することで、さまざまな応用が可能になるといえる。

こちらはフィットネス機器と組み合わせた例。フィットネス機器の手前に置いたテレビをモニターにして、実際に移動の経過といった情報を表示させる


走った後は体重計と組み合わせて結果を吟味する

 またスマートテレビの特長として、アプリで機能拡張を行うケースも散見される。パナソニックの場合、前述のTwitterやSkypeのほか、オンラインゲーム、ニュースやスポーツ中継を映像配信以外の追加情報込みで楽しむための専用アプリなど、アプリや周辺機器を組み合わせて自在に拡張する仕組みが用意されていたりする。これもまた「買ったらそれっきり」になりがちだった既存のTVから、新たに「拡張する楽しみ」が広がったといえるかもしれない。

オンラインゲームのコンソールとして楽しむことも可能

周辺機器との組み合わせで機能を拡張したり、操作の幅を広げることができるのもスマートテレビの特長。前述のLogitechのWebカメラのほか、無線LANモジュール、ゲームパッド、キーボード、そしてスマートフォン/タブレットなど、用途に応じて適時組み合わせていこう

DLNAを使ってデバイス間通信でコンテンツを融通し合うのもスマートテレビ的な特長だ(左)。日本での製品組み合わせ事例も紹介。キッチン用の小型TV、監視カメラ、そしておそらく浴室用だと思われる防水TVなど、ネットワークを使って相互接続する

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