ニュース
ビクタークリエイティブメディア、高解像度CDを作成するカッティング技術「HRカッティング」を開発
ビクタークリエイティブメディアがハイレゾルーションマスター音源をCDにダイレクトカッティングする技術「HRカッティング」技術を開発。採用CDが9月から発売される。
ビクタークリエイティブメディアは9月8日、ハイレゾリューションマスター音源をCDへダイレクトにカッティングする新技術「HRカッティング」を発表した。同技術を採用したCDの第1弾は9月21日に発売される予定だ。
通常のCDを作る時には、一度44.1kHz/16bitのDDPマスターを作成する必要があり、音質劣化の原因となっている。対してHRカッティングは、マスタリングスタジオで制作されたハイビット・ハイサンプリングのHRマスター音源から工場でダイレクトカッティングを行う。高解像度CDとしては、K2テクノロジーを駆使した「xrcd」が存在するが、HRカッティングはこれに匹敵する高音質CDを作成できるという。制作されたCDは通常のCDプレーヤーで再生できるほか、SHM-CDとの組み合わせも可能だ。
HRカッティング採用の高解像度CDとして、9月21日にINORANの「想」、10月12日に新良幸人+サトウユキ子の「浄夜」、10月19日に信政誠の「紅樹 〜nobumako no uta〜」と、テイチクエンタテインメントから3つのタイトルが発売される予定だ。
関連記事
- SACDの復権、BDオーディオの登場
最近、オーディオファンの間で“SACDの復活”が大きな話題になっている。AV評論家・麻倉怜士氏が注目した、SACDをめぐる3つの最新トピックを紹介していこう。 - 新たな高音質CD、「Blu-spec CD」を聴き比べる
高音質再生を実現する新しいCD「Blu-spec CD」の技術説明会を兼ねた試聴会が、都内のSME乃木坂スタジオで催された。同時にサンプル盤も入手することができたので、Blu-spec CDの実体とそのサウンドについて迫ってみよう。 - Blu-ray Discの素材と技術を応用した高品位CD「Blu-spec CD」登場
ソニー・ミュージックエンタテインメントは、Blu-ray Discの素材と製造技術を応用した高品位オーディオCD「Blu-spec CD」(ブルースペックCD)を発表した。12月24日に60タイトルが発売される。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.