一生遊んで暮らせる? 「3億円」の遊び方:橘十徳の「自腹ですが何か?」(2/2 ページ)
バンダイが発売した「3億円」は、なんと3億円の札束を模したリアルな1/6スケールモデル。アタッシュケースに詰まった30個の札束を手に取り、積み上げればリッチな気分に浸れる、かもしれない。
多彩な遊び方を提案
使い方としては、単に部屋に飾っておくだけでなく、説明書で札束ブロックを使ったゲームもいくつか紹介されている。今回はその中からいくつかをピックアップして実際に試してみた。
(1)3億円おはじき
札束ブロックを使ったおはじきゲーム。前述したとおりブロックがしっかりした作りなので、当たり所が悪いと爪がかなり痛くて、個人的にはもうやりたくない感じ。
(2)3億円つかみ取り
その名の通り、札束ブロックをわしづかみして一度にどれくらいの札束をゲットできるかを競うゲーム。実際に挑戦してみると、単なる樹脂製のブロックだと思いながらやっても全然楽しくない。「自分の手の中にあるのはホンモノの札束なのだ!と思い込むとかなり没入できる。
(3)3億円つみつみ
札束ブロックをどんどん積み上げて高みを目指すゲーム。バランスを取りながらそっと乗せていくのがコツだ。ホンモノの札束を使ってこんな遊びを一度してみたいもんです、ホント。
(4)3億円絵心クイズ
札束ブロックを使って絵を描き、なにを描いたかを当てるゲーム。もはや札束じゃなくてもいいんじゃないか? というツッコミがどこからか入るかもしれないが、あえて札束を使うことで、そこはかとないゴージャス感を味わえる。
(5)3億円早お片付け
どれだけ早くアタッシュケースに札束を片付けられるかを競うゲーム。刑事ドラマとかで犯人が高飛びするときに札束を急いでアタッシュケースに入れるシーンがあるが、あれをイメージするといいかも。
(6)3億円ドミノ
これも別に3億円である必要はないのだが、ホンモノの札束でドミノをやっていると思うと贅沢感を味わえる。ただしふつうのドミノのようにきれいに倒すためには、ブロックの間隔などを決めるのがけっこう難しい。
宝くじのワクワク感を盛り上げる小道具
このように色々な遊び方が提案されているほか、自分ならではのオリジナルの遊び方を考えるのも楽しい。別にこれを買ったからといって、大金を道ばたで拾ったり、宝くじが当たるようになったりするわけではないと思うが、遊んだり飾ったりするだけでもなんとなくリッチな気分にさせてくれるオモチャだ。
もちろん年末ジャンボ宝くじと一緒に買って、宝くじと一緒にニヤニヤと笑いながら「もし3億円が当たったらなにに使おうか」と、あれこれと想像してもいいだろう。宝くじとはそうやって当選したことを夢見ているときが一番楽しいもので、この「3億円」というオモチャはそのワクワク感を盛り上げてくれる小道具だと思う。
なお、バンダイの公式サイトでは「『3億円』が当たったらどうする? 無料正確診断」というテストをやっており、3億円の使い道を答えると性格を診断してくれる。3億円を通じて、我が身を見つめ直すのもまた一興かもしれない。もうすぐ年末ということで、景気づけにひとついかがですか? 奥さん。
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