ポーカロ・ライン、ブランコオーディオ製品の取り扱いを開始:ハンドメイドのこだわり
ポーカロ・ラインは、blanco audio製品の取り扱いを開始する。第1弾商品は、円筒を滑らかにカーブさせたデザインが特長のコンパクトスピーカー「R-1」だ。
ポーカロ・ラインは12月26日、blanco audioと同社製品の販売代理店契約を交わしたことを発表した。2012年1月に販売を開始する予定で、第1弾商品はユニークなデザインのコンパクトスピーカー「R-1」となる。価格はペアで18万9000円。
blanco audio(ブランコオーディオ)は、東京に本拠を置く新興スピーカーメーカーだ。彫刻家がチーフデザイナーを務めるというだけあって“美しい音、美しい造形”にこだわり、すべての製品をハンドメイドで製作している。「そのブランドコンセプトに共感し、販売代理店業務を行うことにした」(ポーカロ・ライン)。
R-1は、円筒を滑らかにカーブさせた“アール型ボディー”が特長のコンパクトスピーカーだ。円筒の先端に3インチ径フルレンジユニットを組み込み、バッフル面は極限まで小さくしている。これは、「箱鳴りや定在波の影響を受けにくい、極めて合理的な形状」(同社)。またバスレフポートは持たない密閉型だが、防振処理を施したステンレスパイプを通して内部の空気圧を調整する。
素材や表面処理にもアーティスティックなこだわりが見られる。まず本体は、炭素銅と一木をくり抜き加工した天然ムク材、6センチの厚みを持つインド黒御影石を組み合わせ、1本あたりの重量は約8キログラム。あえて手間のかかる“スクリューレス”構造として、どこにもネジが見えないようにした。
また、円筒部分には8層もの塗装を施し、マットな中に適度なツヤを残す独特な風合いを作り上げた。「この塗装の最大の特長は、非常にゆっくりと色味が変化していくこと。何年もかけて深みを増していく味わいを楽しんでいただきたい」。
外形寸法は、150(幅)×320(高さ)×235(奥行き)ミリ。定格インピーダンスは8オームとなっている。
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