レビュー
「REGZA Tablet AT700」検証──REGZA連携と極薄ボディが美しい10.1型Androidタブ:タブレット+AV利用シーンの1つのカタチ(2/3 ページ)
おぉぉ、薄いっ。Androidタブレット元年と勝手に設定した2011年、12月10日に発売された東芝「REGZA Tablet AT700」は何が魅力か。デザインと使い勝手、そして他機種にはない“REGZA連携”機能をチェックした。
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軽いボディと相まって、操作感もスルスル軽快
Androidタブレットとしての基本的な動作感は、なかなか機敏ですこぶる軽快だ。ブラウザの基本レンダリング/拡大/縮小/スクロール操作は違和感なくスルスル動き、画面回転動作もほとんどの場合でパッと切り替わる。映像データも、ディスプレイと同解像度となる1280×720ドットで4MbpsのMPEG-4 AVC/H.264(H.264+AAC)ファイルのシーク動作含めてごく普通に再生できた。
ネットワーク機能について、本機は無線LAN通信で映像をネットワーク再生する使い方を強く訴求するだけに、電波干渉の影響で通信速度の低下や安定して通信しにくくなる可能性のある2.4GHz帯に加えて、5GHz帯無線LANにも対応してほしかった。iPadシリーズや他Androidタブレットなど、タブレットには5GHz帯無線LAN対応とするモデルがあるだけに、少し残念だ。
東芝はユーザー利活用シーンを提案するサービスの取り組み「東芝プレイス」も積極展開する。ユーザーサポートやアクセサリ販売、オンラインショッピングのほか、電子書籍・電子コミック販売コーナー「ブックプレイス」(BookLive!連携)、音楽ダウンロード販売コーナー「ミュージックプレイス」(オンキヨーエンターテイメントテクノロジー連携)などを用意する。特に軽量で携帯しやすいAT700では、eBookコンテンツを楽しむ使い方にも適している
「ブックプレイスリーダー」で表示。ブックプレイスは、総合電子書籍ストア「BookLive!」と連携したサービスで、PC+タブレットなど複数の機器でコンテンツを共有できる。BookLive!利用者はIDの連携も可能
AT700は「音声読み上げ」にも対応。テキストデータの解析と、音声データの生成を自動的に行う仕組みで、音声読み上げに対応するeBook作品で読み上げ機能を利用できる。小説など、混雑する電車内で利用すると意外に便利そうだ
Android端末の総合ベンチマークテスト「Quadrant Professional 1.1.7」の参考テスト結果とシステム情報。ただ、今回の評価機ではProfessionalもStandard EditionもCPUテストでフリーズ・再起動してしまい、総合スコアを出せなかった。ちなみに“AT200”は本機AT700の海外市場向けモデルの名称だ
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