32ビットDACを搭載した“オーディオナビシステム”、三菱「DIATONE SOUND.NAVI」:音の復権へ
三菱電機は、カーナビ新製品「DIATONE SOUND.NAVI」2機種を発売する。「DIATONE」の技術を投入した音質重視モデルで、「オーディオナビシステム」をうたう。
三菱電機は、カーナビ新製品「DIATONE SOUND.NAVI」2機種を7月14日に発売する。同社のカーオーディオ「DIATONE」の技術を投入した「オーディオナビシステム」(同社)だ。価格はオープンで、実売想定価格は、スタンダードモデル「NR-MZ60」が16〜17万円前後、プレミアムモデル「NR-MZ60PREMI」が20〜21万円前後となっている。
D/Aコンバーターに32ビットタイプを採用。また40ビット高精度演算を実現するデジタルシグナルプロセッサで、信号処理による音質劣化を防ぐ。独自のマルチウェイ・タイムアライメント方式を採用し、左右や高音・低音による不ぞろいを補正し、一体感のある音場を再現。カットオフ周波数・スロープ・レベルなどを詳細に調整できる本格クロスオーバーネットワークも備えた。
「市場では、かつてのカーオーディオのポジションがカーナビに取って代わられている。音を主役にした商品の投入により、もう一度“音の売り場”を活性化したい」(同社)。
NR-MZ60PREMIでは、サブウーファーを含め最大4Wayまで、NR-MZ60では最大3Wayまでの各種システム構成に対応する。さらに外部パワーアンプとの接続が可能な外部出力端子を装備。内蔵アンプとの組み合わせにより、さまざまなシステムに対応する。
このほかNR-MZ60PREMIでは、フロントチャンネルに31バンド左右独立GEQ、リアチャンネルに左右独立10バンドGEQを搭載。高級カーオーディオと同様、各々の車に合わせた音質調整ができるという。
カーナビゲーション機能では、右折・左折に必要な情報を瞬時に把握できるシングルマップのほか、カメラを接続すると高速道路走行中に走行レーンを監視する「レーンアシスト」機能も採用。さらにオプションのドライビングリコモンをハンドルに装着すれば、ハンドルを握ったままでもAV・ナビ機能を操作できるという。
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