アイ・オー、レグザ「Z7シリーズ」向けの“全録”対応HDD「AVHD-ZRシリーズ」を正式発表
アイ・オー・データ機器は、東芝の“REGZA”(レグザ)「Z7シリーズ」向けの全録対応USB外付けHDD「AVHD-ZRシリーズ」2製品を12月中旬に発売する。
アイ・オー・データ機器は11月21日、東芝の“REGZA”(レグザ)「Z7シリーズ」向けの全録対応USB外付けHDD「AVHD-ZRシリーズ」2製品を発表した。12月中旬に発売する。
最大6chの地上デジタル放送を常時キャッシュする「タイムシフトマシン」に対応したUSB外付けHDD。タイムシフトマシン用として3.5インチHDDを2台、さらに通常録画用としてカセットHDD(USM)を1台搭載しており、録画容量が少なくなったらカセットHDDを交換できる。「USM」(Universal Storage Module)は、シーゲートが提唱するカートリッジ規格だ。
ラインアップは、合計5Tバイトの「AVHD-ZRC5」と、7Tバイトの「AVHD-ZRC7」。「AVHD-ZRC5」は、 2Tバイトの3.5インチHDDを2台と1TバイトのUSMカセットを搭載し、約80時間の全録と125時間の通常録画が可能になる。一方の「AVHD-ZRC7」は、3Tバイトの3.5インチHDD2台と1TバイトのUSMカセットという組み合わせで、約120時間の全録に対応した。通常録画は同じく125時間分だ。
ブラックの筐体(きょうたい)は、縦置き/横置きの両対応。電源を内蔵しながら、サイズは215(幅)×189(奥行き)×70(高さ)ミリとコンパクト。静音タイプの6センチファンを内蔵しているが、24時間駆動しても動くことはほとんどないという。背面に3つのUSBポートを備え、レグザZ7シリーズとは、USB3.0ケーブル2本、およびUSB2.0ケーブル1本の計3本で接続する仕組み。1.5メートルの専用の“トリプルコンビケーブル”が付属する。
実売想定価格は、5Tバイトの「AVHD-ZRC5」が3万9800円前後、7Tバイトの「AVHD-ZRC7」は4万9800円前後。容量あたりコストは、純正品のおよそ半分という。
あわせて交換用カセットHDD「HDUSシリーズ」も発売する。前述のUSMに対応したHDDカートリッジで、容量1Tバイトの製品を12月中旬に出荷開始する予定だ。カラーは4色(シルバー、ブラック、レッド、ブルー)。また、USBポートにそのまま接続できるUSB3.0アダプターをセットにした「HDUS-UTシリーズ」も同じく4色で販売する予定。いずれも価格は未定ながら、「HDUS-UTシリーズが単体のUSB 3.0対応HDDより若干安いレベルにしたい」(同社)という。
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