アイ・オーのNAS「RockDiskNext」がDSD再生に対応
アイ・オー・データ機器が「挑戦者」ブランドのNAS(ネットワークHDD)「RockDiskNext」をDSD再生に対応させる。β版のファームウェアを先行リリースした。
アイ・オー・データ機器は10月1日、「挑戦者」ブランドのNAS(ネットワークHDD)「RockDiskNext」がDSD再生に対応すると発表した。β版のファームウェアを先行リリース。同日よりダウンロード可能になっている。
同社によると、RockDiskNextは、強固なアルミシャーシやファンレス構造、高速・低ノイズのインタフェース基板など音質的にも有利な設計で、「以前からソニーの音響設計者として知られる金井隆氏も所有し、同氏主催のイベントや試聴用機材として活用していた」。また、同氏からDSD対応に対するリクエストもあり、これを機にDSDに対応を決めたという。「オーディオのプロも認めるRockDiskNextの高音質設計を最大限に生かすべく、ハイレゾ音源再生に対応強化を実施する」(アイ・オー・データ機器)。
先行公開するβ版は、メディアサーバ機能をアップデートした上で、DSD(.dsf、.dff)のファイルサーブ機能を独自実装で実現。従来より対応していたWAVやFLACに加え、DSD 64(2.8MHz)およびDSD 128(5.6MHz)の配信が可能になる。ただし、メディアサーバ機能が変更されるため、使用機器によっては従来と挙動が変わる可能性があるほか、DSD(.dsf、.dff )ファイルが表示されるのは「フォルダ表示」のみで「ALUBM」や「ARTIST」などには分類されないという。
動作確認済みの再生機器は、ソニー製AVアンプの「TA-DA5800ES」「STR-DN2030」。またオンキヨーのAVアンプ「TX-NR626」では、DLNAでのDSD再生はできないものの、「HOME MEDIA」からDSDファイルを再生できる(DSD 64の2ch、.dsfに限る)。
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