ソニーのポータブルワイヤレスサーバ「WG-C20」がiOSを正式サポート:おでかけ転送用アプリも
ソニーは、ポータブルワイヤレスサーバ「WG-C20」用の管理アプリ「File Manager」および「おでかけ転送用アプリ for WG series」のiOS版を公開する。
ソニーは、ポータブルワイヤレスサーバ「WG-C20」用の管理アプリ「File Manager」および「おでかけ転送用アプリ for WG series」のiOS版を12月13日に公開する。
WG-C20は、SDカードスロットとUSB端子を備え、PCやスマートフォンなどの端末から無線LAN経由でSDカード/USBメモリ内のデータにアクセスできるポータブルサーバ。3000mAhのバッテリー容量を持ち、スマートフォンなどを充電することも可能だ(→関連記事)。
ソニーは、WG-C20の発表時からiOS 6.0以降への対応を表明していたが、今回2つのアプリをリリースすることで約束を果たしたかたちだ。おでかけ転送用アプリでは、「nasne」(ナスネ)からのワイヤレス転送およびワイヤレス再生をサポート。WG-C20にSeeQvault SDカードを挿入しておけば、無線LANでnasneから録画番組を転送できる。外出先では、「Twonky Beam」(NTTドコモ以外は有償)や「media Link Player for DTV」(有償)といったアプリで録画番組の視聴が可能になる。ただし、iOSデバイス側がフルHDコンテンツの再生に対応していないため、録画モードはSD解像度に限られ、ソニー製BDレコーダーからの転送にも対応していない。
このほか、iOS機器のデータをバックアップしたり、SDカードやUSBメモリーのデータをiOS機器にコピーするといったことも可能だ。iOSだけの機能として、iPhoneの「連絡先」バックアップ機能が挙げられる。例えば機種変更時などに古いiPhoneから連絡先をWG-C20にエクスポートしておけば、新しいiPhoneにインポートできる。
iOS機器の充電も可能だ。通常は500ミリアンペアだが、WG-C20を「給電専用モード」にすると1.5アンペアまで給電能力がアップする。ただし、給電専用モード中はWi-Fi経由のデータアクセスは不可となる。
関連記事
- 機器バインドからの“解放”、そしフルHDの“持ち出し”――「SeeQVault」の狙い
新しいコンテンツ保護技術「SeeQVault」(シーキューボルト)が登場した。SeeQVaultの狙いと今後の展開について、参加メーカーの担当者に聞いた。 - ソニー、SDカード/USBストレージなどを“Wi-Fi化”するワイヤレスサーバに新モデル
ソニーはSDメモリーカードやUSBメモリを無線LAN接続可能にするポータブルワイヤレスサーバ「WG-C20」を発売する。同社のスマートフォン「Xperia」シリーズをイメージしたスタイリッシュなデザインを採用し、給電機能やバッテリー容量も強化した。 - 新しい著作権保護技術「SeeQVault」に準拠したmicroSDHCメモリカードを東芝が発売
東芝セミコンダクター&ストレージ社が、デジタル放送のハイビジョン動画を保存できる次世代コンテンツ保護技術「SeeQVault」(シー・キュー・ボルト)に準拠したmicroSDHCメモリカードを発売する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.