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お掃除ロボット「Xrobot MAO」が日本上陸――モップが使えて非常用バッテリーにもなる(1/2 ページ)

中国語で“猫”(MAO)と名付けられたロボット掃除機が日本上陸。リチウムイオン充電池を搭載し、非常時には携帯電話などを充電することができるという。

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 BMXrobot Japanは11月20日、お掃除ロボット「Xrobot MAO」(マオ)を発表した。12月から大手量販店などで随時発売する予定だ。価格はオープンプライス。


「Xrobot MAO」はブラックとレッドの2色。価格はオープンプライスだが、店頭では5万円を下回る見通し

 BMXrobot Japanは、中国の深セン・シルバー・スター・インテリジェント・テクノロジー(通称:Xrobot)と、電池パック事業を手がける中国BMTPowが出資して設立したBMXrobot(香港)の日本法人。Xrobotは、ODM/OEMを含めると世界第2位の生産数を誇るロボット掃除機メーカーで、今回の合弁によってロボット事業を世界的に加速させる方針だ。

 来日したXrobotのジョンソン・ジャン副社長は、「Xrobotは中国のみならず、世界中でお掃除ロボットや草刈りロボットなどを販売している。欧州では、ロボット掃除機の3台に1台はXrobot製だ。そして日本には、われわれの製品の中でも最も優れたMAOを連れてきた」とあいさつ。また、BMXrobot Japanの社長に就任した石井淳一氏は、「12月から大手量販店などにMAOが並ぶ。来年3月までに10万台を販売したい」と強気な目標を示した。


左からXrobotのジョンソン・ジャン副社長、BMTPowのウィリー・ソー氏、BMXrobot Japanの社長に就任した石井淳一氏

リチウムイオン充電池を搭載

 中国語で“猫”(MAO)と名付けられたXrobot MAOは、オーソドックスな円形デザインのロボット掃除機だ。その特徴は、まずBMTPow製のリチウムイオン充電池を搭載していること。容量は4400mAhで、最大4時間の連続稼働が可能だ。

底面には2つのメインブラシとサイドブラシを搭載。サイドブラシでゴミを巻き込み、中にある2つのメインブラシでキャッチする。(写真はプロトタイプ。製品では裏面が黒くなる予定だ)

 BMTPowのウィリー・ソー氏は、「安価なニッケル系電池を使用している他社のロボット掃除機は2時間程度しか動けないが、MAOは4時間と長い。寿命も長く、800回の充放電後でも約80%の容量を維持できる」と話す。さらに自然災害が起きたときは、このバッテリーが非常用電源になるという。

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