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拡充されるハイエンドAV製品とウェアラブル機器でソニーが目指すもの:2015 CES(2/3 ページ)
「2015 International CES」で多数の新製品やコンセプトモデルを披露したソニー。プレスカンファレンスで紹介されたハイエンドAV製品やウェアラブル機器からは、同社の戦略も見えてきた。
2015年に投入される製品群
平井氏による最新のソニーの取り組みや戦略が紹介された後、Sony Electronicsプレジデント兼COOのMike Fasulo氏が登場して2015年に投入される同社製品群の解説が行われた。
今回投入される4Kブラビアの2015年モデルではデザインが一新され、本体上面の厚みが「(同社史上で)最薄」となった。これをアピールすべく、Fasulo氏はスマートフォン(Xperia)を手に取り、それよりも薄いことを強調した。また新ブラビアでは4K処理用プロセッサ「4KプロセッサX1」が新たに採用されており、トリルミナスディスプレイやX-tended Dynamic Rangeによる高コントラスト画像といった従来の高画質機能がさらにリファインされている。
今回の最大のポイントは「Android TV」の採用で、音声検索などのGoogleならではの機能やGoogle Playによるアプリやコンテンツ利用、AndroidデバイスからGoogle Castで画面出力が可能だったりと、従来のXperiaシリーズだけでなく、機器間連携がよりスムーズに行えるようになっている。また同社SmartWatch 3によるテレビ制御のほか、ソニー独自のコントローラーである「One-Flick Entertainment」を使ってのテレビ操作が可能など、ユーザーインタフェース面で大きな変化が到来したといえる。
音声検索やGoogle Playアプリ/コンテンツ、Androidスマートフォン/タブレット連携が可能なGoogle Cast Ready、そして簡易コントローラで目的のコンテンツや機能を素早く選択できる専用コントローラ+UIのOne-Flick Entertainmentをサポートする
BDの4K対応がまだ行われていないなか、ストリーミング系のコンテンツ配信サービスは4Kコンテンツ利用に適した選択肢だ。基本的に他社と条件は同じものの、ソニーの場合はVIdeo Unlimitedが加わっている
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