CESで見つけた“注目のヘッドフォン”総集編:2015 CES(7/8 ページ)
AKGのクインシー・ジョーンズシグネチャーモデル“第2弾”からゼンハイザーの新「Momentum」、そして「レスポール」みたいなヘッドフォンなど、CESの展示会場から注目のヘッドフォンをリポート。Lightning端子搭載&ハイレゾ対応のヘッドフォンも複数登場した。
「レスポール」みたいなヘッドフォン! GIBSON
米Gibson brandsによるオリジナルブランドのヘッドフォンが2機種出展されている。ともにギブソンを代表するエレキギターの銘機「Les Paul」と「SG」をそのままヘッドフォン化したような、ウッドとメタルのコンビによるゴージャスなデザインが特徴だ。今回の実機はプロトタイプということで、価格や発売時期は明らかにされていなかったが、2015年後半ごろの商品化を目指して開発が進められている。
「Les Paul」は開放型のアラウンドイヤーヘッドフォン、「SG」は密閉型のオンイヤーヘッドフォン。レギュラーモデルのほかに、木製のハウジングやヘッドバンド、イヤーパッドの着色を好みに応じてカスタマイズできるようにもなる。ともに通常のアナログ接続のモデルのほか、Lightning端子を搭載するデジタル接続のモデルがある。SGはBluetoothのワイヤレスモデルを加えた3ラインアップになるようだ。
エンジニアリングにはギブソングループ傘下のWOOX Innovations社でフィリップスのオーディオ製品を担当するスタッフも加わるという。
ウサイン・ボルト監修のスポーツヘッドフォン――オンキヨー
同じくギブソングループのブランドであるオンキヨーからは、フィリップスの「M2L」と同じLightning直結でハイレゾ再生にも対応するヘッドフォンの試作機が公開されている。本機も音づくりにWOOX Innovationsのメンバーが参加しているという。従来のオンキヨー製ヘッドフォンから音が変わるのか、楽しみなところだ。
Gibson Brandsから、もう1つ注目したいトピックスがある。アスリートのウサイン・ボルトが監修するスポーツヘッドフォン「TRAINER」だ。スポーツを楽しむアクティブなユーザー向けのヘッドフォンブランドとして誕生した「TRAINER by Gibson」の第1弾製品で、イヤーパッドを取り外して水洗いができたり、本体のフラッシュライトを点滅させてランナーの安全を守るなど、スポーツと音楽をどちらも一緒に楽しむための贅沢な仕様が盛り込まれている。
価格は239ドルで、ブラックとホワイトの2色がそろう。本機の音づくりに関わるWOOX Innovationsの担当者は「ギブソングループのメンバーとなったことで、フィリップス以外のブランドにもチャレンジができるようになった。その最初のブランドがTRAINERだ」と意気込む。
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