「地方によってなぜ呼び名が違うの?」「関東と関西、違う呼び名でも中身は一緒?」そんな日本の言葉を1日1つずつ紹介していく「意外と知らない日本の雑学」。今回は「ナポリタン」にまつわる雑学です。
「これはナポリタンでしょう」「いやいや、イタリアンスパゲティですよ」これはどちらも正解です。もともとナポリタンは「日本人の造語」であり、ナポリタンとイタリアンスパゲティは同じもの。
関西(特に大阪)では「ナポリタン」のことを「イタリアンスパゲティ」と呼んでいます。近年はナポリタンと呼ぶ店も増えているようですが、まだまだ「イタリアンスパゲティ」という呼称は根強く残っています。
なぜ関西で「イタリアンスパゲティ」と呼ばれるようになったのかというと、2つの説があります。イタリアを連想することで「イタリアンスパゲティ」と呼ばれるようになった説が1つ。2つ目の説は皿を「板」に見立てて、スパゲティを「板スパ」と呼び、関西風の駄じゃれで「イタリアンスパゲティ」となったという説。
ナポリタンでもイタリアンスパゲティでも、冷める前においしくいただいてしまいたいですね。
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