もう電車で寝過ごすのは嫌だ! キングジム「めざましイヤホン」を試す:橘十徳の「自腹ですがなにか?」(2/2 ページ)
今回紹介するのは、キングジムの「めざましイヤホン」。電車やバスに乗って居眠りをしても、設定した時間になるとイヤフォンの振動で時間を知らせてくれる。音が鳴らないので、周りに迷惑をかける心配も不要だ。
めざまし設定は時刻設定と時間設定の2つから選択可能
めざまし機能の設定は、起きたい時刻を設定する「アラーム機能」と、“○○分後”と時間を設定する「タイマー機能」の2種類。アラーム機能では、現在時刻表示の状態で「SET」ボタンを押し、アラームアイコンが点滅した状態で時刻を設定する。
タイマー機能では、現在時刻表示の状態で「Alarm/Timerボタン」を押してから設定を行う。設定可能な時間は最大99分00秒までなので、それを超える場合にはアラーム機能のほうを使うことになる。
アラーム機能とタイマー機能いずれの場合でも、バイブレーション動作は約10秒
間で、4つのボタンのいずれかを押すと停止する。なお、タイマー機能の場合は、バイブレーションを停止すると前回設定した時間が表示され、そのまま「SETボタン」を2回押すと、同じ設定時間からタイマー設定を行える「リピート機能」が搭載されている。また、タイマー機能のカウントダウン中は一時停止させることも可能だ。
バイブレーションの強さは3段階で切り替えられるようになっており、電池室のカバーを開けたところに振動調節スイッチが付いている。実際に振動させてみたが、もっとも弱い設定にしてもかなり強烈な振動を感じた。これくらい強い振動なら、自分の場合、寝過ごすことはまずあり得ないと思う。
バイブレーションはかなり強力
iPhoneに接続して音楽を聴きながらバイブレーションを作動させてみたが、音楽の再生中でも強烈なバイブレーションは変わらず、音楽を聴きながら寝てしまった場合でも起きられると思う。
もちろん高音質を追究したイヤフォンではないので、音質についてはお世辞にも良いとはいえないが、それでも音楽を聴きながらでも起きられるという安心感には代え難い。面倒ではあるが、音質のいいイヤフォンとめざましイヤホンの2つを持ち歩き、バイブレーションが必要な場合だけめざましイヤホンを使うという手もある。
バイブレーションの強さは申し分ないが、1つ気になるところはやはり本体の大きさだ。とくに、スマートフォンや携帯音楽プレーヤーと接続するとなると、かなりかさばってしまうので、購入する前にできれば店頭で実物を見てほしい。このサイズに納得できるのであれば買って損はない。寝不足や疲れなどで電車やバスなどで寝過ごしてしまうことが多い人はもちろん、飲み会でついつい深酒してしまうことが多い人にもオススメだ。
関連記事
- 振動して時間を知らせる「めざましイヤホン」、キングジムから登場
キングジムは、目覚まし機能付きのカナル型イヤフォン「めざましイヤホン」(NMR10)を4月22日に発売する。バイブレーション機能で時間を知らせる。 - 騒音9割カット、でも人の声は聞こえる「デジタル耳せん」
キングジムの「デジタル耳せん」は、音楽用イヤフォンなどに使われているノイズキャンセリング機能を単体で利用できる耳せん。スイッチを入れるだけで騒音をカットしつつ、人の声は聞き取れる状態になる。 - 地元の局もあるかも――PCなしで全国100局以上のコミュニティ放送局が聞ける「かんたんインターネットラジオ」
プラネックスコミュニケーションズの「かんたんインターネットラジオ」(MZK-WDPR-R01)は、PC不要で手軽にインターネットラジオを聴くことができる。新生活シーズンで故郷を離れたという人も、これがあれば寂しくない、かも。 - 「うわっ…味噌汁の塩分、高すぎ?」――ボタン1つで塩分濃度が分かるドリテック「EN-901」
健康のため塩分はできるだけ控えようとは思っているものの、つい味の濃いものを頼んでしまう。そんな自分をなんとかしようと思い、塩分計を買ってみることにした、のだけれど……。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.